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『サブマリン』 伊坂幸太郎 (講談社)
評価:
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講談社
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(2016-03-30)

書下ろし作品。古くからの伊坂ファンにはとっても懐かしいキャラである陣内と12年ぶりに再会できます。事前に前作である『チルドレン』を読んだので、陣内以外の登場人物たちとの再会もグッとくるものがあり、ああ読書っていいなと思わずにいられない気持ちに浸れた。

とりわけ作中で永瀬が登場するシーンは感慨深く、作品への傾倒度は抜きとしても自身の読書歴を振り返り見つめ直す機会を与えてくれたのは作者のグレートさの賜物と言って過言ではない。

さて、作品ですが世知辛い世の中の象徴とも言える少年犯罪を扱っていて、陣内の軽快かつ軽妙かつ奇怪な言動とは裏腹に重苦しい題材とも言えます。これは悪いことをして殺人を犯した少年は死刑にならないというどうしようも出来ない問題、いわゆる少年法を扱っているからでしょう。その舵取り役として語り手が前作にも登場した武藤、陣内の部下で普通の感覚の持ち主ですが、彼の少年たちとのノーマルな接し方と陣内の破天荒な接し方を比べて読むと楽しめて読めるような気がします。

伏線の回収もいつもの伊坂作品同様で、やはり陣内の良い意味でのマイペースぶりが読者を満足させてくれる一冊と言えそうです。彼はいたたまれない世界に対する清涼剤の役柄を堂々と演じています。
少し気になったのは、作中で命日の話が出て来て、これは前作に登場する鴨居のことなのかなと思われます。命を大事にしてほしいという作者のメッセージかもしれませんね。

評価8点。
posted by: トラキチ | 伊坂幸太郎 | 06:54 | comments(0) | trackbacks(0) |-
『チルドレン』 伊坂幸太郎 (講談社文庫)
『サブマリン』を読む前に再読。作者が飛ぶ鳥を落とす勢いで駆け上がっていた真っ只中の作品であり、作中にて数々の名言が盛り込まれているのが懐かしくもある。
いったいどのような展開が待ち受けているのだろうと胸をワクワクさせて読んでから月日は12年流れたのだけれど、読者自身の読書歴を振り返るのにも格好の一冊だと言えるのはやはり伊坂氏以降、氏ほどインパクトのある作家には出会えていないと気付かれる読者も多いのではないであろうか。

当時、作品間のリンク等で話題になったのが昨日のことのようにも感じられるのであるが、本作はやはり陣内という憎めないキャラの男を周りを取り巻く人間が語り手となり5つの物語を構築している。銀行強盗に出くわす冒頭を含む3編は陣内が大学生の頃の話で、その他表題作を含む2編は希望が叶って家裁の調査官になってからの話で大学生の頃からそのまま成長した陣内が描かれる。

本作はなんといっても「チルドレン供廚離薀好箸砲けるサプライズに度肝を抜かれた記憶があって、再読にあたってもじーんとくるものがあったことの根底には、サブキャラである永瀬、鴨井、優子、武藤、懐かしい名前の人たちに再び会えた嬉しさを噛み締めれたことが大きいと感じる。『サブマリン』でいかなる新たな奇跡を起こしてくれているのか、期待に胸を膨らませている自分が誇らしく感じる。

評価8点。
posted by: トラキチ | 伊坂幸太郎 | 07:03 | comments(0) | trackbacks(0) |-
『陽気なギャングは三つ数えろ』 伊坂幸太郎 (祥伝社ノンノベル)
書下ろし作品。待ちに待ったというべきなのでしょう、本当にあの4人組が帰ってきました。伊坂作品を語るうえで外せないキャラの立った本シリーズは軽妙なという意味合いにおいては作者の作品の最たるものだと言える。
銀行強盗と言えば、本来は悪役なのであるけれど彼らが主役であって正義の味方であり、悪役を迎え撃つのである。そこからして常識を超えた奇想天外な内容なのであるが、4人組のそれぞれの個性が際立っていて読者にとってはそこに親近感を覚えずにいられなくなる。その親近感を覚える感覚が伊坂作品が読者を引き付ける魔法のようなものだと感じる。

そこには作者の精巧な伏線と達者なユーモアの世界が溢れていて読者が物語の中に没頭することは容易に想像できるのである。
読者も登場人物も9歳年を取ったわけであるが饗野の演説の楽しさは懐かしさも手伝って感激ものである。次に読めるのはいつのことであろうか、楽しみに待つつもりであるが、それまでに今回より若い頃の4人組を再体験したいなと思っている。

評価8点。
posted by: トラキチ | 伊坂幸太郎 | 20:51 | comments(0) | trackbacks(0) |-
『ラッシュライフ』 伊坂幸太郎 (新潮文庫)
再読。
伊坂氏の2冊目に刊行された作品。
あとに発売される『陽気なギャングが地球を回す』とともにとってもスピード感溢れたミステリーの秀作だと言えそうである。

小説の舞台はおなじみの仙台。
この物語には四人の人生にくたびれたわけあり主人公達が登場する。
★泥棒の黒澤
★精神科医でプロサッカー選手と不倫中の京子
★リストラされて再就職面接40連敗中の豊田
★画家志望の河原崎

あと冒頭で出てくる画家の志奈子と画商の戸田がポイントである。
その他無職の豊田をサポートする野良犬もすごく印象的だ。

詳細は読んでのお楽しみ(というかここで語れるほど簡単なものでもない)であるが、やはり時間軸を本当に見事に使っている。
多少、頭の中が混同したのも事実であるが文句なしに楽しい。
まるで読者にとって伊坂マジックは作中で繰り広げられる騙し絵のような存在となっているのかもしれない。
いや神様と言った方が適切かな。

本作の伊坂初期作品の中での位置づけを考えてみたい。
感動的なという点では後に発売される『アヒルと鴨のコインロッカー』や『重力ピエロ』に軍配を上げたいと思うが、ただ単にエンターテイメント性においては初期作品の中では一番の出来であるといって過言ではない。2作目においてテンポの良い展開と軽妙な会話は最早完成されていたとも言えよう。

最初すこしややこしくて頭が混乱したのであるが、とにかく後半の怒涛の展開は読者と作者との知恵比べと言えば言えそうで、“こう来たか!”と思われた方も多いかも。本音を言えば2度続けて読めれば作者の意図や才能をより深く理解できるとも言える。


いろんな位置づけの出来る作品であるとも言えようが、ファンの多い黒澤さんの初登場という記念碑的な作品ともいえるのであろうか。


人生はRush(混雑した)なのは否定しないが、本作を読んでせめて心の中はLush(豊か)でありたいものだ。
この物語を読み終えた今、一番悲壮感が漂っていた豊田から主人公は読者であるあなたでありわたしにバトンが無事引き継がれた。
「イッツ・オールライト!」と楽観的に歩いて行きたく思う。
その言葉に伊坂氏の人生観が集約されているはずであるから・・・
とにかく伊坂さんはボブ・ディランだけでなくビートルズも好きなんですね。
そしてもちろん仙台の町も。

評価8点。
posted by: トラキチ | 伊坂幸太郎 | 20:29 | comments(0) | trackbacks(0) |-
『残り全部バケーション』 伊坂幸太郎 (集英社)
評価:
伊坂 幸太郎
集英社
¥ 1,512
(2012-12-05)

初出がラストも書下ろしも含めてバラバラなものを上手く繋ぎ合わせた5編からなる連作短編集。まるでジグソーパズルのような作品ですが、ラストがはまるかどうかは読者に委ねているあたりは伊坂さんらしいともいえる。当たり屋や脅迫という裏稼業をしている溝口と岡田のさりげない名コンビぶりが印象的である。とりわけ溝口に仕えている岡田がとっても人間臭くって、彼の幼少期の話なんかはかなり感動的だともいえる。そして伊坂作品特有のさりげないけれど重大な繋がりを見落としてはいけない。アドバルーンバイトのおじさんが若かりし頃の溝口のはずで、それを見つけてほくそ笑んでいる自分を褒めてやりたい(笑)

個人的には初めの表題作に登場する家族がその後登場しなかったのがなんとも残念である。というのもタイトル名となっている“残り全部バケーション”という言葉が凄く斬新で読者の心に根付いていて、その後の編にも関連性があるのかなとは思いましたが思ったようなひねりがなかったのが残念です。推測ですがラストの食べ歩きブログのサキは冒頭の女の子のような気がしますがどうでしょうか。それ以外の部分では二人の裏稼業に勤しむも憎めない名コンビぶりにニヤッとさせられる展開が待ち受けています。
裏切られたはずの岡田が溝口に対してそういった気持ちを出さない部分が魅力的であり、それが虐待されている子供や弓子先生を助けたりするエネルギーとなっているのでしょう。

この作品の優れたところはやはり時系列がバラバラとなっている点で、そこが読者泣かせというよりも読者が読む気力を助長しているように感じられる。あとはラストでの溝口の岡田に対しての愛情表現ともいうべき描写が印象的で、そういえば途中で抜擢された相棒役は頼りないのが多いですよね。
伊坂作品の中では楽観的でライトな作品となるのでしょうが、各編に表れる登場人物たちのアイコンが可愛く読書の楽しみを倍増させてくれています。初期の伊坂作品を彷彿とさせるお洒落な作品だと感じました。再読すれば新たなる発見がありそうですね。

評価8点。
posted by: トラキチ | 伊坂幸太郎 | 03:58 | comments(0) | trackbacks(0) |-
『アヒルと鴨のコインロッカー』 伊坂幸太郎 (創元推理文庫)
再読。来月仙台旅行のために仙台舞台の伊坂作品再読中。吉川英治文学新人賞受賞作品。出世作とも言える『重力ピエロ』が初めて直木賞の候補にノミネートされた時期に発売された作品であって当時の伊坂氏の躍進ぶりが読み返してみて懐かしくもある。 個人的には巷で呼ばれている区分で言えば第一期伊坂作品の中では『砂漠』と肩を並べて評価したい作品である。本作においてはウィットに富んだ洒落た会話と構成、ミステリーを読むに当たっての醍醐味を十分に味わえる内容となっている点は発売後十年以上経った今読んでも古臭さを感じない。

ズバリ本作のテーマは“熱い友情”。ミステリー部分としてとっても読者を惹きつけた要素として本作の構成の巧さがある。
“現在”と“二年前”を交互にまじえながら展開して行くのであるが読者はきっと物語の序盤から釘付け状態となるであろう。“なぜ本屋を襲撃して広辞苑を盗まなければならなくなったのだろうか!”と言う純粋な疑問を抱いて・・・
どのように2つの話が収束するのだろうかと思いつつ読み進めて行くのであるが、違和感なく伊坂さんに“心地よく騙された”というのが率直な感想である。

読み終えたあと反省したのであるが(苦笑)、会話のひと言ひと言が大きな伏線となっているところである。
やや傍観者的(?)な“現在”の主人公の椎名が少しだけど物語の終盤には成長した姿が見出せるところは微笑ましく感じられた。

あと作品全体の内容として“動物虐待問題”や“人種差別問題”についても触れており、読者に強い教訓を示唆してくれたことを感謝したい。
クールな語り口”でもたらされる“圧巻のラスト”を堪能できた方はまさに“伊坂ワールド”にドップリはまったことの証である。

評価9点。
posted by: トラキチ | 伊坂幸太郎 | 10:57 | comments(0) | trackbacks(0) |-
『火星に住むつもりかい?』 伊坂幸太郎 (光文社)
評価:
伊坂 幸太郎
光文社
¥ 1,728
(2015-02-18)

書下ろし作品。タイトル名がいささかシニカルにも取れるのであるが、作者の理不尽な社会に対しての挑戦の言葉のように感じられるのであるがどうであろうか。
初期の頃のようなエンターテイメント性には欠けるが、読者に訴えかける部分はずっと増しているように感じられる。
時代は近未来になるのでしょう、強大な国家における暴走する平和警察という正に伊坂作品らしい舞台が用意させられていて読者は引きずり込まれ一喜一憂を余儀なくされますが、ユーモア度よりも重苦しさが漂っているようにも感じられる。

ただしユーモア度の象徴として、平和警察内で真壁という強烈キャラを登場させ読者を和ませます。彼が「正義の味方」を二瓶と追いかける部分が最も印象的であったようにも思えます。
伊坂作品を読む楽しみは、賛否両論あるということを前提としてその中で伊坂作品全体における立ち位置を探ることであると考える。それは他の作家とは一線を画する才能であることを認めたうえで、いかに伊坂は変化してゆくのであろうという思考を重ね自問自答したりまたは読友と語り合う。ああだこうだ、まるで伊坂作品の登場人物のように。

今回も伏線が沢山散りばめられていて、読み終えた今もすべてがスッキリしたわけではないのであるが、多田君と佐藤君の今後の成長を願って本を閉じた人も多かったのではないか。ただ大きな収穫としては組織における自分を見つめなおすきっかけを与えてくれた作品であると言えます。
このあたりは近未来を描いていますがリアルであります。詰め込み過ぎて傑作とは言えないと思いますが、再読すればもっと深みが理解できるかなとも思います。そういった意味合いにおいては今の伊坂さんを出し切った作品であるのかなと判断しています。読者も作家も変化しますよね。
まあ次に床屋に行く時は会話に気をつけます(笑)

評価8点。
posted by: トラキチ | 伊坂幸太郎 | 00:19 | comments(0) | trackbacks(0) |-
『あるキング』 伊坂幸太郎 (徳間文庫)
評価:
伊坂 幸太郎
徳間書店
¥ 637
(2012-08-03)

文庫化による再読であるが、どの程度改稿されているかは単行本を読んでからかなり年月が経っているので把握出来なかった。文庫の解説は名翻訳家として名高い柴田元幸氏が書かれていて、その洞察力の高さに舌を巻いたのであるが、この作品あたりから伊坂作品の第二期というのですか、エンターテイメント度を敢えて薄くして、実験的作品と言えば失礼かもしれないが、少なくとも作家としての自分の好きな方向性を試している部分が多く感じられる。

本作はシェイクスピアの「マクベス」という作品の伊坂さん自身の現代版として書かれているところがある。機会があったというか本作の再読を機に『マクベス』を読んでみたのだけど、これもまた違った味わいがあったので読み比べてみたら本作も一層楽しめることだと感じる。本作における野球青年である王求はある意味マクベスよりも孤独だと言えよう。ただ、彼には絶対的な親子愛があってそれが全編を貫かれているところが本作の特長だと考える。
それは彼が誕生した過程がやはり仙醍キングスの大ファンであるという両親の血を受け継いで成長してゆくとく物語の大前提が大きく、そして各章第三者によって語られますが、タイトルの年齢が主人公の年齢であって順風満帆ではない様がまるで伝記のようにも受け取れます。

その解釈としてあげられるのが、モチーフとなっている言葉であるフェアかファウルかという言葉。これは本作においては“フェアもファウルも紙一重の世界なんだよ”ということを語っているように感じ、一方『マクベス』においてはフェアとファウルは善と悪というような意味合いで描かれていると考えます。
異色作と言えばそうなるのだけど、他の伊坂作品と同様に偶然(人との出会いですね)が積み重なってストーリーが積み上げられてゆくというパターンは同じようにも感じられます。

本を閉じた瞬間、どちらも運命を受け入れた人生だったけど、王求はマクベスのように悲惨ではなく充実した人生を送ったというように感じ取りました。ほっこり感は他作品ほどないけれど充実した読書を約束してくれる一冊だと感じます。

評価8点
posted by: トラキチ | 伊坂幸太郎 | 10:10 | comments(0) | trackbacks(0) |-
『首折り男のための協奏曲』 伊坂幸太郎 (新潮社)
7編の短編からなる作品集であるが、連作短編集ということで作者も出版社も売り出しているんだけど、とっても繋がりが緩くてあんまり帯の贅沢すぎるという形容には同意できないことをまず語っておきたい。
もちろん、一編一編は独自の語り口というかいつもの伊坂さんというか、粒ぞろいの作品のオンパレードでやはり楽しめることは間違いのないところであって単独の短編集として売った方が良かったように感じずにはいられません。

もしくは作中の何編かで登場する伊坂作品ではお馴染みの泥棒かつ探偵である黒澤をすべてのお話で登場させることによって、黒澤さんにスポットライトを当てたお話の方がより読者が満足できたような気がします。
確かに緩やかにリンクされているところが随所に現われて来て、ニヤッとしてしまうのですが、それよりも黒澤の言動というか行動の方がより滑稽であると感じます。

自分自身の読解力不足を露呈しているようですが、いくつかのことが不明のままになってしまって、他の伊坂作品でお馴染みの上手く収れんされて行く過程を味わえるというパターンに慣れた人には消化不良かもしれません。
もっとも印象深いのは「僕の舟」、冒頭の首折り男の話で登場する若林夫妻の愛の話でここでも黒澤が大活躍するのですが、こんな切ない恋の話も書けるのですね。

あとは異色作と言ってよいであろう「合コンの話」、読んでのお楽しみですがオシボリの話だけでもうすっかり伊坂ワールドです。

余談ですが、今年は是非仙台に旅行に行きたいと思っています。その旅行をより楽しいものにするために伊坂作品読破スピードアップしたいなと思っています。

評価8点。
posted by: トラキチ | 伊坂幸太郎 | 22:36 | comments(0) | trackbacks(0) |-
『アイネクライネナハトムジーク』 伊坂幸太郎 (幻冬舎)
6編からなる連作短編集で、書下ろしでラストの「ナハトムジーク」で殆どすべての伏線を回収しているのであるが、物語全体を“出会い”の重要性をモチーフとして語られていて、他の伊坂作品と比して爽やかであっさりとした内容が際立っており万人受けする内容となっていると考えます。

登場人物が微妙いや巧妙に繋がっていて、相関図がなく読み進めていくのが却って物語に集中する結果となったのは良かったように思われる。すべての人物が個性的な魅力に包まれているのであるが、やはり織田夫妻の夫妻たる所以が滑稽であり物語全体の“楽観的な”モードを支配しているように感じられた。

あとは斎藤さんの登場のさせ方が面白く、まあその当たりは本作が書かれた経緯と関連するものであり、作者の思い入れが詰まった部分でもあるのであろうが、後半に登場する口パクをすすめられた漫才師のエピソードも印象的であり、まあ日本人のヘビー級チャンピオン自体が現実的ではないのだけれど、楽しいお話だからいいじゃないという気持ちにさせられるのは作者の力量以外にはありえない。

そしてゴールド免許を持っていたり、トイストーリーを観ていない読者は良い宿題を与えられたのだけど、それもすべてが心地よい読書を受け入れ、伊坂ワールドを満喫した証拠であると考えるのであるが、もう少し余韻に浸っていたい気もするのは私だけであろうか。そう、ゴングの前か後かなんかどうでもいい話ですよね。

評価9点。
posted by: トラキチ | 伊坂幸太郎 | 19:37 | comments(0) | trackbacks(0) |-