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『切羽へ』 井上荒野 (新潮社)2009.03.05 Thursday
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第139回直木賞受賞作。
いやあ、読解し辛いよねこの本。
いろんなとらえ方というか意見があってもおかしくないでしょう。
正直、こんなに読み応えのある作品だとは思ってなかった。
でも感想は本当に書きづらい(汗)
本質的には“女性向けの美しい小説”だとは思います。
舞台は九州の小さな島。
主人公は人妻のセイ。島の小学校で養護教師として働き、夫・陽介は画家で平凡であるが幸せな日々が続いている。
だが、ひとりの男性音楽教師・石和が赴任してきて彼女の心は揺れ動き始めるのである。
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