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『ハミザベス』 栗田有起 (集英社文庫)2009.03.11 Wednesday
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まず最初に著者の簡単なご紹介をしたいと思う。
栗田有起さんは1972年生まれで本作にてすばる文学賞を受賞。
現在まで本作と芥川賞候補となった『お縫い子テルミー』の2作を上梓。
先日第131回芥川賞にも「オテル・モル」でノミネートされた期待の若手作家である。
この方って新しい家族小説の旗手となりえる“独特のセンス”を持ち合わせている。
少し繊細すぎて(というか基本的には女性読者を対象として書かれてるのであろう)男性読者には若干理解し難い面があるのは仕方ないことであろうか?
しかしながら読者の記憶に残る作品を書ける作家といえるんじゃないかな。
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