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『sweet aunt』 さとうさくら (宝島社) ≪ゆうさんオススメ≫
評価:
さとうさくら
宝島社
¥ 1,260
(2008-10-08)
ゆうさんのオススメ本。オススメ本リストはこちら
<作者の物腰の柔らかさに背中を押された気がする作品。>

作者のさとうさくらは『スイッチ』で2006年第1回日本ラブストーリー大賞審査員絶賛賞を受賞(大賞は原田マハの『カフーを待ちわびて』)、その後『メルヘンクラブ』を上梓、本作が第3作となる新進の女性作家。
まず読み始めて最初に感じたことは、その文章の読みやすさ。
これはまあ簡単明瞭な文章と言えばそれまでだが、普段あんまり読書をしない人でもスンナリと入れるように書かれている。

主人公の実花は18歳で高校卒業を目前に控えていて、服飾の専門学校に入学予定。
だが不慮の事故で両親がなくなり、大嫌いだった母の妹と同居することとなる。
なかなかストーリーが練れてて巧みですね。
多少、読者を選ぶ作品かもしれませんが。
気軽に読めて印象に残る作品だと私は評価したいですね。

おそらく主要読者層は10〜30代の女性をターゲットとして書かれているのであろう。
あっけらかんとした性的な描写だけではなく、若い方が読まれたらかなりカリスマ性のある言葉が散りばめられている。
主人公実花とおばさんの会話を少し引用しますね。
『楽しいからとか、何かのためじゃなくて、生きることが先でしょう?』
『え?』
『生きてる時点で、幸せなのよ』


普段忘れがちになる当たり前のことを、主人公実花の前向きに生きる姿にて思い起こさせてくれるストーリー。

読み終えたあと、男性読者ながら本作のタイトルに触発されて甘〜い食べ物を食べてみたくなったのである。
普通に生きることのむずかしさを読者に教え、そして地味に生きることが幸せであるということを作者は伝えたいのであろう。

登場人物それぞれも面白いですね。
大地君はパート2いや、パート3まで出来てしまいます。
紗絵ちゃん、こんな子もいますよね。
コタさん、本当にゲイじゃないのかな(笑)
そう、みんな憎めないのです。

でも何といっても本作のタイトルともなっているsweet auntことオバさん。
彼女が極めつけで、地味に生きている典型的な人物。
作者の長けたところは、オバの“さりげなく”人を気遣うことのできるところを“さりげなく”描いていますよね。
老人ホームのおじいちゃんに対する行動がやはり一番印象的かな。

物語が始まった時には大嫌いだったオバに対して、本を閉じるときにはリスペクトしている主人公。
この実花の変化は見事に読者に伝わりますね。
それはすなわち、実花が立派に両親なきあとも成長して生きている証である。

最後に“さとうさくら”という作者の名前というか字面からして、典型的な恋愛小説かと予想して読み始めたのであるが、その予想は見事に裏切られた(笑)
もちろん恋愛要素も盛り込まれているのであるが、それは主題ではなくって二次的なものである。
もっと大きな主題のある“生き方を問う作品”であると感じた。
予想を裏切られた内容に読者のひとりとして作者をリスペクトしたい気持ちでいっぱいである。

是非あなたも“等身大の自分探しの物語”を堪能してください。

面白い(8)



posted by: トラキチ | オススメ本(感想) | 19:43 | comments(2) | trackbacks(1) |-
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こんばんは。トラキチさん。
この作品も満足していただけたみたいでとても嬉しいです。
囲い込みの中の文章みたいな会話がちょこちょこ出できましたよね。

未だ忘れられない一文があります。
「正しいことばかりしているのに、何か間違っている気がした。」という文章です。
| ゆう | 2009/03/31 12:25 AM |
ゆうさん、こんばんは♪
この作品本当に読みやすいですよね。
内容も意外としっくりと来て驚きました。

熱くなる恋愛小説家かなと思ったのですが・・・

いろんな顔がある作家さんなのかもしれないですね。
機会があれば『SWITCH』挑戦したいと思ってます。
オススメありがとうございました。
| トラキチ | 2009/03/31 7:43 PM |









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2009/03/31 12:24 AM
高校卒業目前にして、不慮の事故で両親を亡くしてしまった実花。無愛想な叔母の元に身を寄せ、自分なりの行き方を模索していく再生の物語。 とりあえずは平凡に幸せに暮らしていた少女が、一転して奈落の底へ落とされるような事態になり、哀しみにくれながらも再生しよ
かみさまの贈りもの〜読書日記〜