Search
Calendar
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930   
<< September 2020 >>
Sponsored links
徘徊ブログ
読書メーター
トラキチの今読んでる本
あわせて読みたい
あわせて読みたいブログパーツ
最近読んだ本
トラキチの最近読んだ本
鑑賞メーター
トラキチの最近観たDVD
New Entries
Recent Comment
Recent Trackback
Category
Archives
Profile
Links
mobile
qrcode
RSSATOM 無料ブログ作成サービス JUGEM
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

posted by: スポンサードリンク | - | | - | - |-
『古道具 中野商店』 川上弘美  (新潮文庫)
(2005/05/24)
川上弘美さんの作品は『センセイの鞄』以来読んでなかったが、本作も読者が数年後に再読したくなるような気分をもたらせてくれるであろう傑作に仕上がっている。
なぜなら彼女の作品を読めば必ず幸福感に包まれるからである。

舞台は東京の古道具屋の中野商店。
古道具であって骨董屋ではない。
ここでバイトする私(ヒトミ)が主人公。
年齢は二十代後半である。
主人の中野さんは五十を過ぎているのだが3度目の妻をもらっているも不倫中(笑)。
はっきり言って“女にだらしない男”なのである。
しかし憎めないから不思議だ。
中野さんと姉であるマサヨさんとの距離感も読者にとっては奇妙で心地よい。
川上作品の特徴は“私達が普段生きている日常から少し離れた世界にどっぷり入り込める点の心地よさ”だと思っている。

作中に出てくる登場人物達すべてに共通している点は、彼(彼女)等にとってはとりとめのないことが読者にとって非常に新鮮であるということである。
何となく“のほほん”としてて・・・

本作はジャンル的にはやはり恋愛小説であろう。
物語のひとつの柱である主人公とタケオのぎこちない関係。
意地らしく読まれた方も多いかなと思う。

たとえエロい描写があっても、すんなりと受けいれることが出来る。
川上ワールドに嵌った証拠であろう。

文章で説明するのは本当にむずかしい。
やはりページを捲って“読んで体感すること”が肝要である。
人生いろんなエピソードがある。
しかし誰しもあの頃が懐かしかったと過去を振り返ることがないであろうか?


ラストの急展開にはちょっと驚いたが・・・
ハッピーエンドか否かは読者に委ねられているような気がする。

私は本作を急がずにじっくりと1篇1篇噛みしめて読んだ。
そういう読み方をするべき作品だと思っている。
なぜなら早く読むともったいないような気分に襲われそうだからだ。

私的には本作は“人生達観小説”だと思ったりする。
まるで人生も“急がば回れ”という言葉の如く生きなさいと川上さんが教えてくれているようだ。

最後に心地よい場所に戻ってきた登場人物達。
明日からは本作の登場人物のように“不器用なれど微笑ましく”生きたいものである。

オススメ(9)
posted by: トラキチ | 川上弘美 | 17:39 | comments(0) | trackbacks(0) |-
スポンサーサイト
posted by: スポンサードリンク | - | 17:39 | - | - |-









この記事のトラックバックURL
トラックバック機能は終了しました。
トラックバック