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『やんごとなき読者』 アラン・ベネット著 市川恵里訳 (白水社)
評価:
アラン ベネット
白水社
¥ 1,995
(2009-03-11)

 <本好きにとっては必読の一冊。
ひょんなことから読書に耽るようになったエリザベス2世。
イギリス的滑稽さとユーモアに溢れているところも楽しい。
何より読書という行為を擁護しているところが全体に滲み出てる
一冊。
微笑ましいラストには思わずニンマリせざるをえません。>


市川恵里訳。
ひょんなことから読書に耽るようになったエリザベス2世を描いた作品。
エリザベス女王が本当に凄く人間臭くって身近に感じられます。
ちょっとしたきっかけでもって何かにハマって行くということ、私たち読者も読書だけでなく身に覚えがあると思います。
ましてや、本作では私たちの大好きな読書に嵌っていくのですね。
だからどうしても心の奥底からエリザベス女王に応援しながら読んでる自分がいます。


それと、多少考えさせられたのはやはり、周りから見た読書家に対する排斥的な考えがあるということですね。
これは作者の言うところのイギリス人の上流階級の国民性も出てるのですが、これは万国共通だと思います。
良い勉強になりました。

あとは、実名の作家が何人か出てきます。やはり海外作家に対する知識がある人の方が余計に身近に感じられ楽しめると思います。
たとえばヘンリー・ジェイムスの作品について詳しい人なんかは本当に羨ましく感じましたし、最近国際ブッカー賞を受賞されたアリス・マンローが出てきたときは思わずニンマリしましたよ。


実質の指南役となるノーマンと女王の秘書役を務めるニュージーランド出身のサー・ケヴィンとの対照的な考え方の違い。
これもお互いが読書フリークとアンチ読書フリークの象徴でとっても巧みに描かれています。
当然、読書におけるプラス面とマイナス面を端的に2人の行動が表しているのであるが、読者がどちらをサポートするかは一目瞭然ですよね。


これはそうですね、読者自身の読書環境を再認識する作品だとも言えますね。
いろんな制約を受けずに読める自分自身を幸せに思うべきなんでしょう。


散歩に連れて出た愛犬によって人生の価値観が変わったエリザベス女王。
移動図書館に巡り合わせてくれた愛犬が女王の人生を変えたと言っても過言ではないのですね。
たとえ、エリザベス女王のように次のステップに行かなくとも、私たち読者も本作という格好の指南書を得て次のように思った人が大半であると推測する。
“残りの人生、出来るだけ多くの本を読みたい”


80歳の女王が前向きに本と格闘している姿を見せつけられた私たち。
私達の成長に本は不可欠であると再認識しました。
あなたも是非手に取って読書意欲を駆り立てられてください。


ちょっと余談ですが、やはりイギリスでも活字離れが顕著なのでしょうかね?当然の如く、イギリス国内で売れたから海外に翻訳されたのでしょう。そう思えば本作の読書の推奨における功績は大きいと思います。


オススメ(9)


 

posted by: トラキチ | 翻訳本感想 | 20:54 | comments(2) | trackbacks(2) |-
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ほんと楽しかったですよね〜。
こんな本があれば、活字離れなんてなんのその!
…とはいかないんでしょうけど…(笑)
女王陛下の人生経験があれば、きっと深く読みこめるんだろうなと
その辺りがちょっと羨ましくなりました。
作家と気軽に会えるのは、それほど羨ましくないですけどね。
だって、夢が壊れそうで。(笑)
実際、女王陛下を見てても、いいことばかりじゃなさそうだし。
いや、アリス・マンローは良かったですが。(笑)

いずれにせよ、ものすごくバランスのいい小説ですよね。
それをすごく感じます。
アラン・ベネット、こんな作品を書いちゃうなんて、只者じゃないな。
次はどんな作品が出てくるのか楽しみですね。
| 四季 | 2009/06/21 5:44 AM |
四季さん、おはようございます。
本当に楽しい本ですよね。
ユーモアたっぷりとそして適度に辛辣に書かれているところがとっても共感できました。

アリス・マンローは今年翻訳本を読み始めてなかったらチンプンカンプンだったと思います。
薄い本だし、未読の方は手に取ってほしいですよね。
読書意欲を掻き立てられる一冊なのは間違いないと思います。

来月の半ばぐらいから翻訳物一色になる予定です。
実はアリス・マンローまだ読んでないのです(汗)
| トラキチ | 2009/06/22 9:17 AM |









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