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『春秋の檻 獄医立花登手控え  戞‘B周平 (講談社文庫)
<獄医立花登の成長物語。少年少女を描かせたら宮部みゆき、青年を描かせたら藤沢周平の右に出るものはいない。この清々しさは何なのだろう。ちえとの関係がどうなるだろうかと思いつつ、清々しい文章に身を委ねることができる瞬間を大切に読みました。あと3冊じっくりと楽しみたいですね。>

自身のブログに“藤沢周平からラヒリまで幅広く読んでます”という宣伝文句を掲げている。
後者のラヒリはさだかではないが、藤沢周平は10年後、20年後も何回も手に取っている姿が容易に想像できるのである。
この作品は1982年に中井貴一主演でNHKでドラマ化された。今CSで再放送していてほぼ原作に近い内容で作られていて小説だけでなく映像でも楽しませてもらっている。
映像は若かりし中井貴一や、ちえ役の溌剌とした宮崎美子を観るとあの頃書かれた作品なんだと驚かざるを得ない。
なぜなら、文章そのものは全然風化されていないからである。
やはりこの人はずっと読み継がれていく作家なのだなと感慨もひとしおである。
舞台は江戸小伝馬町の監獄。
医者を志し、叔父を頼って羽後亀田藩より上京してきた立花登が主人公。
登は物語が始まった時には22歳、居候の身で肩身の狭い登は半ば強制的に叔父より獄医をさせられている。
物語は四巻まで続き、それぞれに次のようなサブタイトルがついている。
「春秋の檻」(本作第一巻)、「風雪の檻」、「愛憎の檻」「人間の檻」。

藤沢作品の中ではミステリー度合いが高いような気がする。
なにせ舞台が獄中。なにせ相手は犯罪者。
でも藤沢さんの眼差しは暖かいですね。
内容的には人情と恋愛を交えた青春小説といったところでしょうか。

ポイントとなるのは主人公の登が剣術じゃなくて柔術(起倒流)の使い手であるということ。
これは前者だとやはり相手を斬ったりすることが起こるので敢えて柔術にしているのであろう。
主人公の人柄と凄く合っています。
でもこの登って好奇心旺盛なのですね。
やたらと何にでも関わろうとするのです。
時が経つにつれて徐々に初心なところがなくなっていくのでしょうか。
でも藤沢さんのことだから清々しさは失わずに成長させるのでしょう。

第一巻も後半につれ盛り上がって来ました。
圧巻はラスト2編ですね。
「落葉降る」は親父が手癖が悪いんだけどその娘さんが出来がいい親子がいて、二人とも事件に巻き込まれて娘のおしんが何と婚約者を刺してしまうのである。
展開的にも話のおちも大満足の一編ですね。

ラストの「牢破り」は登が住み込んでいる叔父の娘のちえ(登の従妹にあたります)が誘拐されます。
慌ただしい叔母も読んでいて滑稽であり、また次巻以降の展開がとっても気になる終わり方だったと思います。

藤沢作品を読むと、他の作家以上に物事の表面上の出来事の裏側にスポットライトを当てているので救われた気がしますよね。
この作家の一番の特徴だと思います。

それにしても登って爽やかですよね。女性読者はもっと感じられるんじゃないでしょうか。

面白い(8)
posted by: トラキチ | 藤沢周平 | 13:27 | comments(3) | trackbacks(0) |-
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トラキチさん、こんにちは

藤沢周平さん、ここ数年時代小説を結構読んでいるのに、
横目でいつもにらんでいるだけの藤沢さんです。
著作が多い(ですよね?)ので、どこから手をつけていいのか・・・
という気持ちばっかり強くて(司馬さんもそうです)
藤沢さんをどんどんご紹介ください(笑
一応今年こそはと思っています。
| なほまる | 2009/07/07 9:22 AM |
トラキチさん、こんばんは。
ブログへの書き込み、ありがとうございました。
私のほうは・・・いつも読み逃げばかりで申し訳ないです(^^;

藤沢作品、読めば読むほど藤沢さんの魅力に取り付かれて
いきます(*^o^*)
これからももっともっと藤沢作品を読みたいです。
| ゆこりん | 2009/07/07 7:32 PM |
>なほまるさん、こんばんは♪
藤沢周平さん、良いですよ。
現役作家さんのお手本となっている作家ですね。お手本と言うか目標ですね。
一応、『橋ものがたり』を初めて読まれる人にはオススメしております。
ネットを休んでいる時には結構読みました。
この作品は未読でしたけど、これから感想ぼちぼち綴っていきたいですね。

>ゆこりんさん、こんばんは♪
今のところシリーズものとしての歴史・時代小説の予定は『獄医シリーズ4巻』→池波正太郎『梅安シリーズ7巻』→司馬遼太郎『坂の上の雲』と読みたいと思ってます。
現在、時代小説作家では藤沢さんが一番のお気に入りですね。私も再読も含めてもっともっと読みたいです。
| トラキチ | 2009/07/07 8:12 PM |









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