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『君のためなら千回でも』(上・下) カーレド・ホッセイニ著 佐藤耕治訳 (ハヤカワepi文庫)
評価:
カーレド・ホッセイニ
早川書房
¥ 693
(2007-12-19)

評価:
カーレド・ホッセイニ
早川書房
¥ 693
(2007-12-19)

 <全世界で800万部を超えたベストセラー作品。この作品を読むと作者の祖国に対する愛国心が熱く伝わってきます。文庫化の際に改題されたタイトル名が本文中のセリフで何回か出てきますが、そのセリフが発せられるごとに胸が詰まりますよね。本好きには必読の作品だと言えるでしょう。>

DVDの感想はこちら

佐藤耕治訳。
この作品が映画化され成功を収めたことは記憶に新しいのであるが、原作を読んでみて映画の良いところはさらに詳しく、そして映画では描かれていない未知な部分も描かれているのですごく新鮮な気持ちで読み感動することができました。
日頃、海外で起きるいろんな問題や事件、テレビで見たりとか新聞で読みます。
よほど大きな事件でない限りそんなに心を動かされることはないのであるが、フィクションをからめてはいるが、その時代背景や起こる事件がまさに事実に基づいているといって過言ではない本作に関しては“感動小説を読む楽しみと海外の出来事(世界史と言ってもいいのかな)を知る機会”を与えてくれ酔いしれることができました。
本作の凄さは読者の目を決して背けさせず、作品の中に釘づけにさせるところであると思われます。


この物語の主題は“永遠の友情”です。
どんなに辛くて抑圧された環境におかれても決して汚れるべきでない友情。
兄弟のように育てられたアミールとハッサン。
民族と身分違いのために生じた上下関係ゆえに起こる少年時代の事件。
そう、取り返しのつかない事件ですね。
私たち読者も本作の事件ほどではないにしても、やはり身の周りのひとを傷つけた経験、多かれ少なかれありますよね。
そうなんです、この作品はたとえ国境を越えていても大いに共感でき身につまされる物語なのです。


ずっと主人公アミールはその気持ちを引きずって生きていきます。
たとえ贖罪の気持ちを持っていたとしても、彼の人生が苦悩に包まれていることには変わりありません。
少年期アフガニスタンで過ごしていたアミールですが、父親と母国から逃亡しアメリカに渡ります。
作者にとってアメリカと言う国は、まるで自由の象徴的な国として祖国アフガニスタンと比べて描写されてますよね。
そして少し補足すればアミールの父親のババの心情も直接的には表れませんが、この物語を支えている大きな要素です、これは読まれて内容をわかられている方は共感いただけると確信しております。


タイトル名となっている「君のためなら千回でも」というセリフは、切り落として落下する凧を走って取りに行く際に発する言葉なのですが、この作品の内容にとっても合っている言葉、胸にズシリと響きます。
アフガニスタンで行われている凧揚げは私たち日本人が行う平和の象徴的な凧揚げとは違います。
敵(自分以外)の凧糸を切って落とすゲームなんですね。
すごく抑圧された環境で生きているという象徴的なものだと私には思うのですが、それでもアフガニスタンにとって平和で自由な時期にしか行えないのですね。


佐藤耕治さんの訳文、とっても読みやすく感謝しております。まるでアミールがいくつになっても純粋無垢な少年の気持ちを損なわないように生きているところがよく読者に伝わる文章であったと思っております。
胸が締め付けられつつも爽快な気分に浸れる作品、滅多にお目にかかれませんよね。


冒頭の電話が主人公の人生を変えます。
中年になった主人公が改めて挑戦するサクセス・ストーリーとして読まれても面白いのかもしれません。
私は凄く主人公の行動に“勇敢さ”を感じました。
そして忘れてはならないのはパキスタンに住むラヒム・ハーンから電話があったということですね、これは主人公に人間的信頼があればこそ起こりうることですよね、私は時に原点復帰する重要性を強く感じました。


そして最後に祖国アフガニスタンの歴史をリアルに織り交ぜて読者に提供した作者の功績、大きいですね。
特に下巻ですね、タリバン政権下の描写もリアルで、アムールが過ごした少年時代から変わり果てた様子が描かれています。
天国にいるハッサンのような純粋な気持ちで作者に拍手を送りたいなと思います。
願わくばハッサンにも届いて欲しいですね。


オススメ(9)

posted by: トラキチ | ハヤカワepi文庫 | 10:45 | comments(9) | trackbacks(2) |-
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トラキチさん☆こんばんは
子供のころからの友情というのは、本当に熱いものだということを最近良く感じます。
真の友情は、どんな困難をも乗り越えるのですね。
辛い物語だけれど、大勢の人に是非読んでもらいたい作品ですよね。(*^^)v
| Roko | 2009/08/03 9:28 PM |
こんばんは。ROKOさんのところから来ましたが、、、あの、、トラキチさんってあのトラキチさんですか? 昔一度東通りでお会いしたことがあるあのトラキチさんかなと思ってカキコミしてみました。 
 違っていたらごめんなさい。
| 樽井 | 2009/08/03 10:35 PM |
Rokoさん、こんばんは♪
本当にこの作品は大勢の人に読んでもらいたいですよね。

アミールにとって、あの事件があるから苦しみつつも誠実な生き方が出来たのだと思います。
ハヤカワepi文庫いい作品多いですよね(*^_^*)
| トラキチ | 2009/08/04 12:03 AM |
樽井さん、ごぶさたです。
何年ぶりなんだろう、7年ぐらいなるのかな。
懐かしいですね。先ほど樽井さんところに遊びに行ってまいりました。
これからもよろしくお願いします。
| トラキチ | 2009/08/04 12:04 AM |
 7年にもなりますか。ずいぶんと昔でございますねぇ。
 ネット世界での出会いでリアルで繋がってそれが長い時間がたってもそこにあるというのは嬉しい限りです。こちらこそまたよろしくお願いします。 
 例によって例のごとく新しいサイトで頑張っております。
| 樽井 | 2009/08/04 1:02 PM |
こんにちは、そうですね本当に懐かしいです。
でも一度でも会ってるから凄く身近にも感じられます。
7年前って星野阪神一年目かな。
まだ優勝する前ですね(笑)
こちらもちょくちょく遊びに行きますのでよろしく。
| トラキチ | 2009/08/04 5:52 PM |
トラキチさん、こんばんは。
アフガニスタンを舞台とした小説はこれが初めてで!
それだけでも、かなりインパクトがあった作品でした。
その後読んだヤスミン・カドラの「カブールの燕たち」も
タリバン政権下の首都カブールが舞台の話だったので
アフガニスタンにも、その後少しお馴染みになったのですが〜。
でもそちらは、クーデター後だけ。
「君のためなら千回でも」は、クーデター以前も描いてるでしょう?
それが実は物凄くポイント高かったような気もしてます。

「千の輝く太陽」もすごくいいそうですよ!
読もう読もうと思いつつ、未読ですが〜。
| | 2009/08/04 9:00 PM |
あ、すみません、上の発言は私です!
名前が抜けてました〜。
| 四季 | 2009/08/05 5:49 AM |
四季さん、こんばんは♪
私も当然、アフガニスタン舞台ははじめてですね。
「千の輝く太陽」実は図書館で借りて読み切れず返してしまいました。
その前にカズオ・イシグロ早くコンプリートしなくっちゃと思ってます。
明日からの旅行、epi文庫何冊か買ってこようと思ってます。
ジュンク堂だったらほとんど揃ってると思いますので。
| トラキチ | 2009/08/05 9:48 PM |









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2009/08/03 9:11 PM
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Roko's Favorite Things
2009/08/04 6:58 AM
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