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『エミリーへの手紙』 キャムロン・ライト著 小田島則子・小田島恒志訳 (NHK出版) ≪ゆこりんさんオススメ≫
評価:
キャムロン・ライト
日本放送出版協会
¥ 1,365
(2002-06-25)

<人生って決して簡単なものではなく過去は取り戻すことができません。
でもこの物語では少なくともこれからの未来をいかに有意義に生きることが大切かを教えてくれます。まるでハリーおじいさんが天国から読者を見守ってくれているように感じられる暖かい作品です。>


ゆこりんさんのオススメ本。オススメ本リストはこちら

親というのは奇妙で不思議な生き物です。自分が小さいころには親は輝いていて、だれよりも強く見える。ところが大きくなるにつれて、そのイメージは崩れていく。思っていたようなヒーローではないことがわかる日が必ずきます。親だって、君と同じで、できることを精いっぱいやろうとしているただの人間なのだと思い知らされる日が、いつか必ず。たぶん、欺かれた、裏切られた、侮辱されたとさえ感じるだろうね。でもどうか、そのときは、エミリー両親もただの人間であることを許してあげてください。それをわかってもらうために、ひとつ、思い出話をします。(本文より引用)


小田島則子・小田島恒志訳。
この作品はなんというか“人生の指針となりうる一冊”ですね。
誰もが多かれ少なかれ悩みを持って生きています。
本作の登場人物も例外ではありません。

ハリーおじいさんの生き方って本当に素敵ですよね。
毎週金曜日に孫娘のエミリーが訪れるのを心待ちにしていたハリー。
そしてアルツハイマー病に苦しみながらもエミリー宛に手紙を書きました。
彼が残した“手紙”はエミリー当てであるが実は一番読んで欲しかったのは息子のボブだったのでしょう。
エミリーの年齢では当然すべてのことがわかるはずもなく、そして同じものを3冊も作っていますものね。

きっと息子のボブにとっては“偏屈な”父親だったのでしょう。
それがいつのまにやら父親が“奥行きのある”人物に変わっていきます。
この変化を見守りながら読めた一読者として本当に幸せでした。
これは特に男性読者は理解しやすいでしょうね。
個人的にはボブとローラの離婚問題よりも、父親の愛情をすくい取ったボブのことにより興味を持ちました。
されどもラストシーン、凄く手に汗握らされます(笑)
それは読まれた方なら誰しも固唾を飲んで見守った忘れられないシーンですね。
ハリーの亡妻であるキャサリンが亡くなった原因と同じようなことがボブの妻のローラに起こるのか。
果たして神様はどのような結末をもたらせてくれるのか、あなたも確かめてくださいね。
自分の心臓の鼓動が本当に聞こえてくるようでした。

本作は現代社会に生きる私たちが普段忘れがちになりつつある“本当に大事なこと”を思い起こさせてくれます。
個人的には謎解きの部分はあんまり楽しめませんでしたが、それ以外のところというかハリーの手紙の内容に関してはパーフェクトだと思います。
実は無意識に手紙の部分を読み返しました、本当に素晴らしい文章、そして手紙のオンパレードです。
訳者にも感謝したい気持でいっぱいですね。
それぞれの手紙がまるで私たち読者に“人生におけるレシピ”を提供してくれたように感じられます。

最後に私はこの物語で一番幸せなのはキャサリンであると思います。
天国で微笑んでいる彼女の姿を目に浮かべながら本を閉じました。
本作において私たち読者は“少し大人になったエミリー”のような気分もって読むべきなのでしょうね。
そうしたらハリーおじいさんが身近に感じられ、その結果として必ずや今より少しは“柔軟性のある”考えを養うことができるでしょう。
とにもかくにも、本好きすべての人に読んでもらいたい胸のすく一冊ですね。

オススメ(9)
posted by: トラキチ | オススメ本(感想) | 17:32 | comments(2) | trackbacks(0) |-
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書評を拝見しました。
なんだかもう一度読んでみたくなりました♪
自分の人生を見つめなおすきっかけを与えて
くれる素晴らしい本だと思います。
こういう本にめぐり会ったときは、本当に
幸せな気持ちになれますね(o^∇^o)
| ゆこりん | 2009/09/03 6:00 PM |
ゆこりんさん、おはようございます。
本当に教えられることの多い作品でした。

引用した部分もいいのですが、そのあとの木登りの話が最高でした。

こういった作品、本来は文庫化してほしいですよね。版元からしてちょっと苦しいのかな。
自信を持って他人に薦められる作品ですね。
ありがとうございました。
| トラキチ | 2009/09/04 5:31 AM |









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