Search
Calendar
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
<< August 2019 >>
Sponsored links
徘徊ブログ
読書メーター
トラキチの今読んでる本
あわせて読みたい
あわせて読みたいブログパーツ
最近読んだ本
トラキチの最近読んだ本
鑑賞メーター
トラキチの最近観たDVD
New Entries
Recent Comment
Recent Trackback
Category
Archives
Profile
Links
mobile
qrcode
RSSATOM 無料ブログ作成サービス JUGEM
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

posted by: スポンサードリンク | - | | - | - |-
『ぽろぽろドール』 豊島ミホ (幻冬舎)
評価:
豊島 ミホ
幻冬舎
¥ 1,470
(2007-06)
<変化球満載の短編集であるが・・・“黒豊島”作品>

パピルスに不定期連載されていた5編に書き下ろし1編を加えた人形をモチーフとした短編集。
ただしそれぞれの話に繋がりはない。

豊島さんの作品を久々に今回手にしたのであるが、やはり“今度はどういった話だろう”という期待感を持って読めるところは売れっ子作家のひとりとして認識されている賜物であろうと強く感じるのである。

ただし、本作に関すればちょっと個人的には人形自体に興味がないので(笑)、そんなに物語に入って行けなかったと言うのが正直なところ。
私自身は普遍性のあるストレートな物語の方が好きなんでしょうね。
それと作品の出来にやはりバラツキが感じられたのも少し残念だったかな。
特に言葉のしゃべれない人形に依存する登場人物には感情移入し辛かった。
私はほろずっぱい青春ものが基本的には好きなんですが、読者も十人十色です。
本作が刊行されたのは2007年6月。
2007年と言えば4冊刊行されてるんですね。
だからそれぞれパターン(作風)を変えることを余儀なくされていたのでしょうね。

作者もそのあたりを認識して書き分けているのであろう。
確かに読者を選ぶ作品集ではある。
人によっては、ドキドキして読めるんじゃないだろうかとは容易に想像できる。

パターン的には劣等感やコンプレックスを持った女性(少女が多い)が、人形と係わることによって変化していくのですね。
まあ、どれもが感動的という意味合いでは期待しない方がいいですが、逆にその語り口がとっても楽しめるといったらいいのかな。

確かにスリリングな展開が待ってます。
中には官能的でエキゾチックな話もありまして(笑)
詳細は読んでのお楽しみということで。

私的にはラス前の「きみのいない夜には」がベストですね。
ラストの思い切りのいい決断には度肝を抜かれました。

誤解されたら困るので書き留めておくと、本作は『檸檬のころ』に代表される“白豊島”作品と180度違うとはいえない。
冒頭で“黒豊島”作品と評したけれど、各編の登場人物の根底には“確固たる切なさが存在している”のである。
豊島作品のキーポイントですね。
かなりというか異常に“献身的”でかつ“思いつめる”人物が多いんですわ。
要するに人物はピュアだけど味付けが黒色なんです(笑)

位置づけとすれば豊島さんを初めて読まれる方にはオススメしづらいが、引出しの多さを世に知らしめた作品だとは言えそうです。

豊島さんの場合、全作読んで作家としての展開(成長)を楽しむべきなんでしょうね。

まあまあ <7>
posted by: トラキチ | 豊島ミホ | 20:21 | comments(7) | trackbacks(3) |-
スポンサーサイト
posted by: スポンサードリンク | - | 20:21 | - | - |-
こんばんは。
人形にまつわる人たちのひそやかなドラマ。
孤独感がひしひしと伝わってきました。
読んでいて、痛々しかったですね。
| 藍色 | 2009/02/07 3:50 AM |
藍色さん、こんにちは♪
そうですね、ちょっと微妙かなというのが正直なところですね。

女性読者ほど痛々しいとは感じなかったけど、理解しづらかったかな。

でもよく考えるなと思ったりもしました(笑)
| トラキチ | 2009/02/07 4:38 PM |
豊島さんといえば「青春」って思ってると
うわ〜こんなのもあるのか!って驚きますよね。
>人物はピュアだけど味付けが黒色
本当にそうですね。
| なな | 2009/02/08 8:45 AM |
男性には、この作品はあまり人気がないみたいですね(笑)
女性心理を巧く突いているな、と思いました。私もあまり好みではありませんが(苦笑)
| ゆう | 2009/02/08 8:56 AM |
>ななさん、こんにちは♪
豊島さん、意外と幅広い作風ですよね。
今『東京・地震・たんぽぽ』読んでますが、こちらはなかなかいい感じ。
黒豊島ではないです(笑)

>ゆうさん、こんにちは♪
そうですね、男性読者の豊島ファンにはこの作品がベストだとは言い難いと思います。
早くコンプリートしたいです。
| トラキチ | 2009/02/08 1:58 PM |
以前のブログに「オーデュボンの祈り」
トラックバックさせていただきました。
以前のは不可でしょうか?
| 藍色 | 2009/02/09 2:14 AM |
藍色さん、こんばんは♪
TBありがとうございます。
もちろん大歓迎ですよ。
先ほど伊坂さんの記事引っ越しさせました。
最後に藍色さんの記事にリンク張らせていただいております。

本来なら再読してリライトすべきなのでしょうが(汗)なかなか時間がないですね。

これから主に読み進めて行こうと思ってる作家さんのものは、時間を見計らって引っ越しするつもりです。

活字中毒日記の方も見ていただきましてありがとうございます。

これからTB返しさせていただきますね。
| トラキチ | 2009/02/09 8:35 PM |









この記事のトラックバックURL
http://torakichi2.jugem.jp/trackback/31
トラックバック
2009/02/07 3:50 AM
イラストレーションは長井トモコ。ブックデザインは鈴木成一デザイン室。 「パピルス」不定期掲載に巻末書き下ろしの短編集。 美しくも官...
粋な提案
2009/02/08 8:45 AM
ぽろぽろドール 豊島 ミホ 人形にまつわる6つの短編。 人形愛!うーん。人間の形をしているけど、感情もなければ言葉も喋らない、ずっとそのままの状態でいる人形に対してもつ密やかな気持ち。傍からみたらちょっと気持ち悪いです。そして物語の中にも出てき
ナナメモ
2009/02/08 8:57 AM
コンプレックスや不安、歪んだ愛など、いろいろな想いが入り混じった複雑な感情を、“人形”をキーとして描いた短編六編。 自我が芽生え始め、自分の身体に興味を持ち始めたばかりの子供達の揺れ動く心情や、全ての愛情を人形に託してしまった人など、少し歪な感情がと
かみさまの贈りもの〜読書日記〜