Search
Calendar
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< May 2020 >>
Sponsored links
徘徊ブログ
読書メーター
トラキチの今読んでる本
あわせて読みたい
あわせて読みたいブログパーツ
最近読んだ本
トラキチの最近読んだ本
鑑賞メーター
トラキチの最近観たDVD
New Entries
Recent Comment
Recent Trackback
Category
Archives
Profile
Links
mobile
qrcode
RSSATOM 無料ブログ作成サービス JUGEM
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

posted by: スポンサードリンク | - | | - | - |-
『鴨川ホルモー』 万城目学 (角川文庫)
評価:
万城目 学
角川グループパブリッシング
¥ 540
(2009-02-25)

<京都を舞台に学生たちが恋愛そして青春をファンタジックに演じます。若い時ってくだらないことでも貴重なんですね。正直、ホルモーという架空の小説上の競技に関してはそんなに面白く感じなかったですが、後半に明らかになる恋愛模様が楽しいですね。ああ、青春って感じです。逆にホルモーも楽しめた方はこれ以上の小説はないと感じるのでしょう、そうです本作は“極上いや究極の泣き笑い小説”なのです。>

京都旅行にお土産として買ってきた初万城目作品。
予想よりもずっと読みやすくって面白い、タイムリーな読書となりました。
この作品はやはり自由なイメージの強い“京大の人が書いた京都の良さを最大限に披露した作品”と言えるのでしょう。
裏返せば、京都だから許される作品だと断言したいです。

さて私はホルモー競技の可笑しさよりも純情な恋愛物語として堪能しました。
前半はホルモー競技の内容で読者をひきつけ、後半は友情と恋愛の物語ですね。
個人的には前半は少し間延び感は否めなかったのですが、後半はドップリと嵌れます。
前半の出来事が結構伏線となっております。
京大に二浪の末に入学した主人公の安倍。
男性読者には自分自身の分身として、そして女性読者はちょっと野暮ったい男としての印象でページをめくるのでしょう。
少し若者的な読み方かもしれませんが、私は一人の男性読者として2人のヒロインを比べて読んでみました。
どうしても比べてしまうのですね。
そうです、早良京子と楠木ふみです。

安倍が盲目的に恋に落ちた早良京子、一方の楠木はお互いが避けているように見受けれたのですが次第に変化してきます。
早良京子は魅惑的な女性として、楠木ふみは逆に野暮ったい女性(まるで安倍の女性版)として描かれています。

この対照的な女性2人が作品全体を支配し、いわんや読者の感受性を刺激します。
私が思うに早良さんが嫌いな読者(大抵の人はそうだと思いますが)はきっと作者の術中に嵌ったのでしょうね。
そうですね、この作品は恋愛の指南書と言っても言い過ぎではありません。
とりわけ若い男性読者には。
なぜなら本当の賢い女性の選び方を教えているのですね。
そしてある程度の年齢の方が読まれれば、作者の指針は正しいと認識するのでしょう。

最後に読者の中に京都の大学出身で自分の出た大学が登場しない人もいると思います。
私もその一人なのですが、何か少し寂しい気持ちがします(笑)
その気持ちって、そうですね万城目さんに対するリスペクトの表れなんだなと認めざるを得ないでしょう。
たとえ京都で学生生活を送らなかった人でも、この作品の内容のような波乱万丈な学生生活はなかったけど、そんなに悪くはなかったと昔を思い出した人もいるのでしょう。
設定は荒唐無稽のようでも、構成は実はそうでなく結構緻密。

本作は、ほろずっぱさ(主人公の恋愛模様)の中に適度にスパイス(ホルモー競技)を効かした“極上いや究極の泣き笑い小説”なのです。

それはそうと、万城目さんの頭の中っていったいどうなってるんでしょうね。
次は『プリンセス・トヨトミ』読もう、その前に葵祭り行って来るか。

そして未読のあなたも是非恋にも友情にもそしてホルモーにも長けた本作、是非ご一読あれ。
たとえキャンパスで読めなくても、読んでいる最中はホルモーいや青春出来ますので(笑)

映画の感想はこちら
面白い(8)
posted by: トラキチ | 現代小説(国内) | 19:03 | comments(0) | trackbacks(0) |-
スポンサーサイト
posted by: スポンサードリンク | - | 19:03 | - | - |-









この記事のトラックバックURL
トラックバック機能は終了しました。
トラックバック