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『生きてるだけで、愛』 本谷有希子 (新潮文庫)
評価:
本谷 有希子
新潮社
¥ 340
(2009-02)
コメント:人間誰しも自分のことをわかってもらいたいと思いますよね。その孤独感を上手く描いた恋愛小説という範疇を超えたニート小説。

<人間誰しも自分のことをわかってもらいたいと思いますよね。その孤独感を上手く描いた恋愛小説という範疇を超えたニート小説。>

“あたしってなんでこんな生きてるだけで疲れるのかなあ。25歳の寧子は、津奈木と同棲して三年になる。鬱から来る過眠症で引きこもり気味の生活に割り込んできたのは、津奈木の元恋人。その女は寧子を追い出すため、執拗に自立を迫るが……。誰かに分かってほしい、そんな願いが届きにくい時代の、新しい“愛”の姿。芥川賞候補の表題作の他、その前日譚である短編「あの明け方の」を収録”
(文庫本裏表紙より引用)


劇作家、演出家、女優、声優としても活躍されている本谷有希子さん、初読みです。

中年読者の感想として多少の斟酌をお願いしたい。
とにかく最初はこのメンヘルの主人公である25歳の寧子にはイライラさせられます。
そこから作者の本谷有希子さんの術中にハマっているのでしょうが(笑)、なかなか一筋縄では収まりません。
最初は説教をしたくなるようなキャラの主人公が、知らぬうちに必死に生きている様に応援したくなる気分にさせられるのですね。

同じぐらい強烈な個性の持ち主である、津奈木の元恋人の登場で話の展開は面白くなります。
元恋人がきっかけでイタリアン・レストランでバイトするようになる主人公。
このイタリアン・レストランで働く人々が本当に普通の人々で(笑)、否応なしにホッとさせられるのですが、そのあとの展開が強烈です。

結局、男性読者としては恋人であり同棲相手の津奈木の魅力が浮き彫りにされた形で終わるこの作品に対して、ホッとしたような気持ちにさせられます。
彼がすごく寛大な人のように描かれてるのですね。
本来はあんまり魅力ある人物ではないように感じられるのですがやはり“等身大”と感じるのでしょうか。
少し胸をなで下ろしたのも事実です。
あと、恋愛小説というカテゴリー分類されるであろう本作ですが、通常の恋愛小説のように魅力溢れるキャラクターでもないはずです。
タイトルが表すように“恋愛するよりも、切羽つまって生きていくのに必死なのですね”。
たとえばこの作品を読んで、今恋人がいる女性読者が自分の彼氏と津奈木を比べたりしないと思うのですね。
どちらかと言えば、自分の中にある寧子的な要素について考えさせられるのだと思います。

そして若者にとっては熱い恋を描くよりも、リアルにというか生々しいと感じられる部分が多く、そこを簡単にかつ衒いもなく描写出来る作者の才能は深く讃えたいなと思います。
若い女性が読めば“共感小説”であり、私的には共感はできないんだけど、最後のちょっとした希望がすごく大きく心に残りました。

私的には『生きてるだけで、愛』というタイトルの意味合いを最後に性別・年齢を問わずに考えることが最も肝要だと思います。
たとえば作中のブレーカー、印象的ですよね。
私たち読者も心のブレーカー、きっちり管理したいです。
ちっぽけなことの積み重ねが人生に味わいをもたせる・・・作者のメッセージだと捉えています。

最後に本作は芥川賞・三島賞の候補にも上がったことを付け加えておきます。
他の作品も読んでみたいですね。

<面白い>(8)
posted by: トラキチ | 本谷有希子 | 20:31 | comments(2) | trackbacks(0) |-
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こんばんは。
復活されたんですね。嬉しいです。私は、体調もあり読書は休んでる状態です。

この作品、だいぶ前に読んだんですが、主人公の女の子がイラっとさせられ、さらに強烈でしたね。特に○○。

でもでも、それは伏線で最後の希望へ導いているんですね。なかなか。
わたしも、しばらくあちらは休んでたんですが、書きだしました。

ぜひ、よければ、あちらにも。
無理せずにです(笑)
| よし | 2011/09/16 11:51 PM |
よしさん、ごぶさたしております。
結構読書休んでいたので、かなり新鮮です。
最近は残業がないので時間が取れると思い、ぼちぼち再開してます。

この作品も月に10冊以上読んでた時期だったらそんなに響かなかったかもしれませんが、一冊一冊じっくり読んでるので(笑)
あちらも復活したいですが、とりあえずツイッター始めました。
是非フォローお願いします。
| トラキチ | 2011/09/16 11:54 PM |









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