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『田舎の紳士服店のモデルの妻』 宮下奈都 (文芸春秋)
<作者の温かい眼差しが心に突き刺さる一冊>

初出 別冊文芸春秋。
本作は本来女性が読まれて大きな共感を呼ぶ作品なのでしょうが、男性読者の私が読んでも同様の結果を得ることができました。
それは女性としてだけでなく、人間として主人公の梨々子が魅力的に成長をした証しだと思います。
これから結婚しようと思っている女性にも是非読んでほしいです。
結婚してからの良い点と悪い点との両方が巧みに描かれていて良い勉強になるんじゃないでしょうか。

宮下さんの作品は本作で5冊目ですがいずれも外れがなく安心して読めます。
読者が“ああ、読んでよかった”と必ず満足感を得て本を閉じることができます。
私の好きな作家である瀬尾まいこさんが“平易な文章で感動を呼び起こす作家ならば、宮下さんは“美しい文章で感動を呼び起こす作家だと言えそうです。
私的には2人とも共通してるのは“この本に出会えて良かったということ”ですね。
何が好いかと言えば、物語の着眼点&着地点が良いんですね。
全6編、2年ごとに描かれているのですが、心の葛藤が本当に素晴らしいのですね。
冒頭で夫の病気の都合で会社を辞めて、東京から夫の田舎である北陸に引っ越しします。
前途多難が待ち受けてるわけですね。
壁にぶつかりながらも主人公は徐々に田舎に順応していきます。なかなか普通にかつ平凡に生きれないものですよね、人間って。
途中で出てくるアサヒとのミニスキャンダル(心の浮気ですが)の話なんかもいいですよね。
そして前述した着地点、それは主人公の成長による落ち着きですね。
読者は2人の子供(潤君と歩人君)が心配でたまらなくなりますが、おのずと自分の10年後も考えてしまうのですね。

ちょっと頼りなげな夫の達郎、まあうつ病なので仕方ないのですが、イライラする点をも覗かせながらも温かい眼差しを忘れてないのですね。

とりわけ本作でも描かれている夫の妻に比しての子供に対する愛情の薄さなんかは、結構リアルに描けてると思い作者に脱帽です。

作家の力量としてはそうですね、最後の筒石さんとのやりとりなんかは物語全体をかなり引き締めていて良かったと思います。

最後に率直な思いを吐露すると、こんな素敵な女性を妻とした達郎さん、うつ病ですが幸せものだと思います。
達郎さんに代わって2人を引き合わせた藤沢さんに感謝、そう思って本を閉じました。

オススメ(9)
posted by: トラキチ | 宮下奈都 | 22:46 | comments(1) | trackbacks(0) |-
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実は閃きと猪突猛進が持ち味とは。

暖かい作品ですし、どこか穏やかな作風ですので、
まさか閃きと猪突猛進ということばが出てくるとは。
http://www.birthday-energy.co.jp/

> 美しい文章で感動を呼び起こす作家

とすれば、閃きを大事にして、様々な表現を磨き続けている
そんな感じなんじゃないかと・・・。

これからも美しい文書を駆使して活躍していただけると、
私たち読者としてもうれしいですね。
| 真生 | 2011/10/21 11:15 PM |









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