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『小説 日本婦道記』 山本周五郎 (新潮文庫)
昭和17年6月から昭和21年まで主に『婦人倶楽部』に掲載された31編のうち作者自ら11編を選んで定本として“小説 日本婦道記”として昭和33年に新潮文庫に組み入れられる。
11編中「桃の井戸」のみ『文芸春秋』に掲載。作者39歳〜43歳の時の作品。

直木賞を辞退したことで有名な本作品集は作者の初期の代表作として知られています。
私は初読なのですが、正直言って若い時に読んでいたら良かったと思いました。
人生も本も出会いって大事ですよね。
特徴は多分枚数の制約があったと思うのですが本当に無駄のない抑制のきいた文章で綴られています。
読んでる方も自然と身が引き締まりますよね。
11編とも武家もので女性が主人公です。イメージ的には教訓的な話かなと思いますが決してそうではありません。
確かに少し理想的な話かもしれませんが、江戸時代と言う時代だからこそ読者に受け入れられるのでしょう。つつましく献身的な女性が見事に描かれています。
どれも素晴らしいのですが印象に残っている話は、夫が領地外追放となっても、失明した姑の元で密かに献身的な努力を重ねる菊枝を描いた「不断草」と、生みの親と育ての親とのあいだでどちらかを選ぶのに悩むお高を描いた「糸車」あたりですね。

全体的にはそうですね、どの編も女性たちが強い信念を持って生きています。
これは書かれたのがほとんど戦時中だったというのも影響してるのかどうか、ちょっとわかりません。
そして中期・後期の短編と比べるのも読書の楽しみだと思っています。
私的には女性が読んで女性はこうあるべきだと学ぶ作品と言うよりも、逆に男性が読んで女性の美しさや尊さを学び周囲の女性に対して今以上の配慮を施す助けとなる作品なのかなと思っています。

さてひたむきで力強い女性たちをあなたも是非堪能して下さい。
きっと読者の襟を正し、何が幸せであるかということを深く考えさせてくれる作品集であると確信しています。

評価9点。
posted by: トラキチ | 山本周五郎 | 20:59 | comments(0) | trackbacks(0) |-
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