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『曽根崎心中』 近松門左衛門作 角田光代翻案 (リトルモア)
評価:
角田 光代,近松 門左衛門
リトル・モア
¥ 1,470
(2011-12-22)

近松門左衛門(1653-1725)の名作を翻案したもの。
舞台は元禄時代の大坂、堂島新地の遊女・お初と醤油屋の手代・徳兵衛は出会って一瞬のうちにお互いに恋に落ちます。
そして心中と言う究極の選択を迫るまでの数日間を描いています。

それにしても角田さん、小説だけでなく翻訳から翻案まで凄いマルチな才能ですよね。 現代に生きる私たちには決して真似をすべきでないものだけど、江戸時代であれば究極の恋愛の姿として幅広く受け入れられたのでしょう。 どれだけアレンジしているかは定かではないですが、わかりやすい角田さんの文章でお初の遊女でありながら一途で純粋な気持ちがが描かれています。

女性の気持ちを熟知している角田さんはやはり女性読者を念頭に置いて書かれていると思われます。
見方によってはダメ男だと言っても過言ではない徳兵衛に対して命をささげるお初。
心中する直前に一瞬、徳兵衛の話が本当がどうか疑うシーンが印象的ですね。
これはやはり読者に対して凄くインパクトがあるシーンだと思います。
読者もずっとそのことが引っ掛かって読んできたわけですね。
でも恋に生きるお初。彼を信じます。
その生きざまがとっても男性読者として健気で美しいと思いました。
ネットで調べたらこの物語は実話であって徳兵衛がだまされてたみたいですね。
まあその真実はこの物語にはあまり問題ではないのかもしれません。
なぜならどちらにしてもとっても哀しい物語なのですから。
でも哀しいんだけど悲しくはないのですね。
というのはお初は夢を実現したのですから。
そして角田さんにかかれば徳兵衛も彼女の小説に出てくる男性と同じく手玉にとられるのですわ(笑)

現代に生きる私たち、お初の真似はできませんが人を愛することをもう一度根本的に見直さなければいけないような気もします。
私は 取り巻く遊女たちのなれのはてよりはきっと幸せだったと信じて本を閉じました。きっと来世で出会って愛し合っているのでしょう。 結末は暗いのですがなんか読み終えた後に恋をしたくなるような気持ちにさせられます。
角田さんには脱帽ですね。

評価8点。

posted by: トラキチ | 角田光代 | 23:25 | comments(2) | trackbacks(0) |-
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トラキチさん、おはようございます。

角田光代の『曽根崎心中』気になってました! 面白そうですね〜(^u^)

角田さんの文章ってスイスイ読めるんだけれど、とても深い。凄い作家さんですよね。

疑問なんですけど、この作家さんはどうして直木賞作家なのでしょうか。私にはどうも、芥川賞作品みたいなのにと感じてしまうのです…。
| いりえ | 2012/07/14 11:19 AM |
いりえさん、こんばんは♪
角田さんのこの作品は凄く読みやすく書いてくれてるので楽しめると思います。

角田さんは若い時は三回ほど芥川賞候補になっていますね。
残念ながら受賞できませんでした。
その後は作風の変化(エンターテイメント系)と年齢と言うか年数を経たので直木賞の方に自然とシフトされたみたいです。
ご存知かと思いますが、両方を受賞することはできません。
最近の作風は直木賞的になってきましたね。
その方が時代に合っているのかもしれません。
| トラキチ | 2012/07/14 7:18 PM |









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