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『わがタイプライターの物語』 ポール・オースター著 (新潮社)
原題“The Story of My Typewriter”(2002)

絵 サム・メッサー/訳 柴田元幸。
小説というよりもどちらかと言えば画集と言った方が適切だと言える作品。
1974年以来、長年使っているオースターのタイプライターを見染めたサム・メッサーの絵が素晴らしい。ずっとタイプライターを使っているオースターの人となりと愛着が窺い知れますし、彼の性格をわかった上でメッサーがタイプライターを見染めたのは間違いないでしょう。作者とともにいろんなところ(東京、パリなど)を旅したオリンピア製のタイプライターの何枚もの絵が素晴らしいのですが、何と言ってもラストのニューヨークをバックに描かれた絵が個人的には一番気に入りました。
ポール・オースターに“ニューヨーク”、そして“タイプライター”は良く似合う。
メッサーとオースターとの絆は本作を通して深まったのでしょうが、このタイプライターでもって物語が紡がれているのかと、読者とオースターとの距離もわずか10分足らずで縮まった気がする感慨深い読書となりました。

何よりもいいのは、オースターが長年使っている理由ですね。それは古いタイプライターが壊れ新品を買う余裕がなくて友人から40ドルで譲り受けたことから始まります。
やはり今のオースターを築いたパートナー的なものとして重宝しているのでしょう、決してデジタル的なものにこだわらない律儀正しいオースターの一面を垣間見ることが出来ます。
読者も作中のタイプライターのようにオースターの作品により愛着を感じることだと思います。
オースターがタイプライターで物語を紡いでいることと彼の作品が奥が深いことと決して無関係ではないような気がしました。

評価8点。
posted by: トラキチ | 柴田元幸翻訳本 | 11:36 | comments(0) | trackbacks(0) |-
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