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『なくしたものたちの国』 角田光代 松尾たいこ (集英社)
評価:
角田 光代
ホーム社
¥ 1,680
(2010-09-24)

名作『Presents』に続く松尾たいことのコラボ作品。正直『Presents』のように誰が読んでも感動できるような作品ではないような気がします。それはやはりファンタジー的要素が強いために角田さんお得意の“身につまされつつも読者にちっぽけではあるが、かけがえのない夢を見させてくれる”話ではないからだと思います。一話一話完結した話じゃないのも原因かもしれません。ただ読む人によってはいつも手元に置いて読む返せるようにしたい本だと言え、大きな夢を見させてくれる物語であるのかもしれませんし、他作とは違った新たな角田さんの魅力が全開した作品と捉える方がいても何ら不思議ではありません。
その手元に置いて読み返したいという衝動に駆られる読者には松尾たいこさんの素敵な絵が大きな役割を担っていることは間違いのないところ。
松尾さんの絵を見て、そこから物語が始まったということがあとがきに書かれている。

体裁的には連作短編集と言った感じで五編が綴られ、主人公の女性雉田成子の小学生時代から中年にさしかかるぐらいまでが描かれています。
まずは会話の出来るヤギが登場し度肝を抜かれるわけですが、それぞれの話、うしなったものに対するいろんなエピソードが書かれ、そして人間として一女性として成長を遂げて行くのですが、最終編での再会と言うまとめ方はやはり作者の筆力の高さを認めざるをえないと言えましょう。
ゆきちゃんとの再会によって自分の過去を振り返り、そして明日を見つめて前進して行く姿は本当に微笑ましいです。
個人的にはタイトルの“なくしたもの”というよりも自分自身の現在過去を問わず“見失ったもの”を見つめなおす機会を与えてくれた読書であった。
私にとってはやはり“現実感溢れる作家”で、そこを掬い取ることを目的として読んでいるんだなと改めて気づかせてくれました。

評価8点。
posted by: トラキチ | 角田光代 | 20:25 | comments(0) | trackbacks(0) |-
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