Search
Calendar
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
<< February 2020 >>
Sponsored links
徘徊ブログ
読書メーター
トラキチの今読んでる本
あわせて読みたい
あわせて読みたいブログパーツ
最近読んだ本
トラキチの最近読んだ本
鑑賞メーター
トラキチの最近観たDVD
New Entries
Recent Comment
Recent Trackback
Category
Archives
Profile
Links
mobile
qrcode
RSSATOM 無料ブログ作成サービス JUGEM
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

posted by: スポンサードリンク | - | | - | - |-
『空より高く』 重松清 (中央公論新社)
評価:
重松 清
中央公論新社
¥ 1,575
(2012-09-24)

しかし、社会には、世の中には、ダシが必要なんです。一人ひとりが、たとえ目立つことはなくても、それぞれの人生を一所懸命に生きていくことで、いいダシが出るんです。ダシの利いていない世の中は、ほんとうに薄っぺらで、底の浅いものです
(本文より引用)

初出 讀賣新聞夕刊(2005年3月〜11月)単行本化に際し大幅に加筆。

久々に手にとった重松新刊作品。重松作品、以前は発売日に買って胸を高鳴らせながら読んでいたのが本当に懐かしく思いました。
廃校が半年後に迫ったニュータウンにある東玉川高校、通称トンタマで学ぶ高校生四人組の半年間を綴った物語。
例えば近年の重松作品の傑作と言われている『とんび』のように圧倒的な感動を求めて本作を手に取ると肩すかしを喰らうかもしれない。
重松さんの他作のようにある問題提起(たとえばリストラやいじめ)を読者に投げかけるとか、そういうスタンスで書かれた作品じゃなく、いろんな問題(社会的な問題、家族の問題、恋愛)を重松さんなりに人生の通過点として青春小説として無難にまとめた作品のような気がする。
上記以外の登場人物でもっとも個性的であると言えるジン先生のキャラもそんなに際立ったものだと思えないが敢えてそう書いているのでしょう。
そのあたり新聞連載ということも影響しているのかなと思ったりもする。

紅一点のムクちゃんはネタローにはもったいないような気がすることをつけ加えておきたい、男性読者の方是非確かめてください(笑)
重松さんの作品の中では爽やかな作品だと言えるかもしれないが、多少主人公であるネタローがはっきりしない奴だなと思って読んだ読者も多いだろうと推測する。
ただ、仲間の大切さを謳っている点では読者に伝わることは間違いのないところであり、涙頂戴なしでも筆力の高さを窺い知ることはできますがたとえば重松作品を20冊以上読まれているような方には物足りないと感じるかリラックスして読める作品なのでしょう。
作中で何度も使われる“レッツ・ビギン!”という言葉に集約されるように、どちらかと言えば、中年読者が過去を懐かしく振り返るような作品と言うより、若くて夢のある読者の背中を押してくれる作品だと言えそうですね。
私は少しビターで爽やかな青春小説としてまずまずの評価をしたいと思う。
そして未読の重松作品も手にとりたいなと思っています。

評価7点。
posted by: トラキチ | 重松清 | 16:20 | comments(0) | trackbacks(0) |-
スポンサーサイト
posted by: スポンサードリンク | - | 16:20 | - | - |-









この記事のトラックバックURL
トラックバック機能は終了しました。
トラックバック