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『ある男』 木内昇 (文芸春秋)
評価:
木内 昇
文藝春秋
¥ 1,680
(2012-09-27)

初出 オール讀物。

明治初期の社会が混沌としていた時期に、国家の転機という時代に翻弄されながらもひたむきに生きる7人の男を綴った7編からなる短編集。
この作品が最も成功している点は内容はもちろんのこと、それぞれの話の主人公に名前を与えていなくて“男”と表記している点である。
実在したのか作者の創作なのかは若干わかりづらいのですが、少なくとも具体的な名前を出さないことによって読者である私たちが主人公に成り代わって読み進めることが出来ます。
もちろんすべての“男”たちがいわゆる共感できることをしているわけではないのですが、そのあたり目線を低くすることによって感動度が増しているように思えます。
そしてそれぞれの人物が総じて“要領が悪くって社交的じゃない”ので何となく読者自身を投影して読むことを余儀なくされます。
そのあたりは暗澹とした時代、国家と言う存在の大きな時代で
それぞれの物語の結末も結構やるせない終わり方が多く、それが却って余韻が残るのです。

もっとも印象的に残ったのは「女の面」、脇役である妻と嫁との対比が秀逸です。私は洞察力の鋭い妻より健気な嫁を応援したいです(笑)
私の口から言うのも何ですがそれにしても木内さん、確かな筆力です。
無駄な言葉等一切なく、他の作家では表現できない領域の作品だと確信しています。
作者が寡作であることも含めて何度も味わって読むべき作品です。

(読了日10月29日)

評価9点。
posted by: トラキチ | 時代小説 | 17:37 | comments(2) | trackbacks(0) |-
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お久しぶりです。京都のいりえです。すっかり寒くなりましたね。いかがお過ごしですか。

私の読書スピードと予算の関係から、なかなか読書家のトラキチさんに追いつけないですが、HPはよくチェックさせて頂いてます(゜レ゜)

『ある男』 木内昇 おお〜、面白そう♪

>それぞれの人物が総じて“要領が悪くって社交的じゃない”ので何となく読者自身を投影して読むことを余儀なくされます。

なるほど。うまい設定な訳ですね! いいですねぇ。知っているようで別世界の「明治」だからですかね。

それに、『本日は、お日柄もよく』 原田マハ これも面白そうですねぇ〜(^u^) 読んでみたい本が増えて、幸せです。ちょっと困りますが^m^
| いりえ | 2012/11/05 9:56 AM |
いりえさん、こんばんは♪
コメントありがとうございます。
元気でやっています。

読書って本当に時間の捻出がむずかしいですよね。
感想を綴るのも時間がかかるし、でもあとのことを考えれば綴っておきたいし。

本当にむずかしいです。

先月の本は総じて面白かったです。
『ある男』は別格でしたが、原田さんの文章も素敵で他の作品追いかけたいなと思っています。

これからもよろしくお願いします。
| トラキチ | 2012/11/05 8:21 PM |









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