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『この君なくば』 葉室麟 (朝日新聞出版)
評価:
葉室 麟
朝日新聞出版
¥ 1,680
(2012-10-05)

初出 小説トリッパー。

時は激動の幕末から明治、九州の日向にある伍代藩を舞台に蘭学に秀でた楠瀬譲と譲のかつての恩師の娘である栞の恋愛模様を軸とした人間の生き方を問う傑作長編小説。
どちらかと言えば歴史小説よりも時代小説の方が好きな私ですが、葉室作品は一冊読んで二冊分楽しめます。
なぜなら読みやすい文章はもちろんのこと、“史実を踏まえ、とりようによったら歴史小説と呼んでも良い体裁の下にしっとりと時代小説を描いているからです。
この作品でも譲が大久保利通や榎本武揚と話すシーンが盛り込まれています。

そして攘夷、倒幕、佐幕などに揺れ動きながらも、時代に翻弄されずに自分自身の気持ちには忠実に生きていく姿に胸を打たれない読者はいないと確信します。

本作には主人公2人以外に大きな2人の存在があると思います。
ひとりは当初三角関係となるであろうと目された五十鈴、もうひとりは栞にいつまでもつきまとう佐倉健吾。
健吾は最後までハラハラ感を演出してくれます(笑)

それにしても男性読者視点からしたら、譲って幸せ者です。
一途な栞だけじゃなく、気丈で凛とした五十鈴にも想われたのですから。
五十鈴の途中で取った決断は本当に英断であり、凄くある意味“献身的”とも言えるような気がします。
読み終えて物語の本筋から少し離れますが、個人的には凄く印象深い行動として残りますね。

“さようです。何のあてもない日々でございましたが、あなたが必ず来てくださる、そう思うことで心に張りが持てました。それとともに日々、目にいたすものが、いまよりも、もっと美しく見えていたのを思い出しました”(本文より引用)

葉室さんの作品は恥ずかしながら『いのちなりけり』しか読んでませんでした。
年間5〜6冊刊行されています。おそらくクオリティの高さでは現役最高といっても言い過ぎではなさそうです。
少しずつですが読んで行こうと思っています。
山本周五郎や藤沢周平に肩を並べるのはこの人しかいないかなと思っております。

(読了日11月26日)

評価9点。
posted by: トラキチ | 葉室麟 | 19:44 | comments(1) | trackbacks(0) |-
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図書館で葉室麟最新作「蛍草」を読みました。他の人がいるにも拘わらず感受性に乏しい私が泣かされハンカチで涙を拭いました。葉室ワールドは凄い。お薦めの作品でした。
|  ひろ | 2013/01/25 4:10 PM |









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