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『千鳥舞う』 葉室麟 (徳間書店)
評価:
葉室 麟
徳間書店
¥ 1,785
(2012-07-12)

初出 「問題小説」「読楽」、加筆改稿あり。
博多を舞台とした女絵師・里緒の悲恋の物語。
この作品は長編小説というより連作短編集の形態をとっています。
10編からなりますが主人公の里緒が手掛ける“博多八景”のタイトルがずらりとならびます。
本作の特徴は女性が主人公のために他の葉室作品よりもしっとりと繊細に描かれている点でしょうか。

江戸と博多、離れ離れになった外記との行く末が物語全体を支配しているのですが、各編ごとにそれぞれの絵を描くにあたり、物悲しい男女や親子関係が描かれています。
そしてその困難を乗り越えていくひとつひとつの想いが詰まって、描かれている風景画を構成しているかのように感じられます。
入念に調べこまれた史実に基づいた描写、作者のお手の物と言えばそれまでなのですが、読者は本当に安心して身を委ねることができます。
切ない物語なんだけど、読後感が爽やかな一面も持ち合わせています。
やはりお文の物語をサイドストーリーとして盛り込んでいるところが重層的でよかったような気がします。

途中、二人の行く末に関して読者の関心が薄らいでいくような気にさせられます。しかし心配無用、最後の二編でしっかりと描かれています。
まるで表紙にもある千鳥が舞うところを二人でいつまでも見守っているような気にさせられました。
二人の愛は二人の強い芸術家としての矜持によりいつまでも強固に結ばれているのでしょう。

(読了日1月11日)

評価9点。
posted by: トラキチ | 葉室麟 | 19:20 | comments(0) | trackbacks(0) |-
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