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『アニバーサリー』 窪美澄 (新潮社)
評価:
窪 美澄
新潮社
¥ 1,575
(2013-03-22)

初出 週刊新潮、加筆修正あり。作者の4作目の作品。 マタニティスイミングでの接点を初めに少し紹介し、その後2人の対照的と言っても過言ではない女性の生きざまを、彼女たちの生い立ちから語ることによって、どのような着地点で締めくくってくれるのか、めくるページが止まりません。 作者はデビュー作を始め、お産を絡めた話が卓越していて、とりわけ女性読者には共感出来る話だと思います。描かれなかったですが、真菜が母親である真希に対する愛情を認識するのはこれからなのでしょう。そう受け取って本を閉じました。

晶子は2人の子供を亡くしたことによって、その2人の分まで生き抜こうと決心して強く生きます。逆に真菜に関しては裕福な家庭環境ながらまあ脱線して生きているのですね。 多少の同情の余地もあるのかもしれませんが、やはり苦しい戦争を経験している人間との差が出てるのでしょうか。 晶子の強い部分を真菜が学び取るという構図でいいのでしょうね、タイトルの通り、震災がなければ2人の絆が強く結ばれることはなかったのですよね。 個人的には晶子の足りない部分を真菜にレクチャーしようとしている千代子の存在感が圧巻でした。

デビュー作で山本周五郎賞を受賞された時は、少し疑問に思ったのも事実ですが、その後の作者の表現力は一作ごとに増しているような気がします。 途中カメラを買う為にお金を稼ぐ学生時代の真菜のシーンなんか圧巻で、その後の彼女の立ち直って行く姿を見守れたことはわが子のことのように感じられました。 作者に脱帽ですが、より感性の豊かな女性読者が読まれたら私以上に胸が熱くなられるであろうことは想像にかたくありません。

(読了日6月6日)

評価9点。
posted by: トラキチ | 窪美澄 | 22:05 | comments(0) | trackbacks(0) |-
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