Search
Calendar
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
<< February 2020 >>
Sponsored links
徘徊ブログ
読書メーター
トラキチの今読んでる本
あわせて読みたい
あわせて読みたいブログパーツ
最近読んだ本
トラキチの最近読んだ本
鑑賞メーター
トラキチの最近観たDVD
New Entries
Recent Comment
Recent Trackback
Category
Archives
Profile
Links
mobile
qrcode
RSSATOM 無料ブログ作成サービス JUGEM
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

posted by: スポンサードリンク | - | | - | - |-
『鍵のない夢を見る』 辻村深月 (文芸春秋)
評価:
辻村 深月
文藝春秋
¥ 1,470
(2012-05-16)

初出 オール読物他、第147回直木賞受賞作。タイトル名に象徴されているように各編落ちぶれて暗闇に入りこんでもがいている女性の姿を描いた5編からなる短編集。
各編田舎で起こった事件を第三者的な視点で語られていて工夫が凝らされていますが、決して読者に夢を見させてくれる作品ではなく、逆に現実を突きつけられた気がします。
窃盗、放火、殺人など決して共感は出来ないのだけど、誰もが陥る危険性をはらんだ展開が待ち受けています。
辻村さんが描くと人生における希望と絶望は紙一重ということに気づかされ読み応えがあります。
そして描かれている男性陣のだらしなさ、これが女性読者にとっては一番の快感だったりして本来滑稽に読んで欲しいのですが、女性の登場人物も精神的に余裕がなく危険なので、やはりどこか身につまされる物語になるのでしょうか。

構成的には徐々にエスカレートして行き、4〜5編目は内容的には圧巻と言って良いのでしょう、特にしかし男性読者視点で言わせてもらえばやや一貫性に乏しく、登場人物の自意識過剰が目立って読後感は良くありませんが、良識のある女性読者が読めば本作のような作品で人生において“踏みとどまること”を学ぶのでしょうか。

個人的にはやはり本作単独では高く評価し辛い作品だと考えます。他の辻村作品と合わせて考えるべき作品なのでしょう。
いろんな方の感想を他の作品と比べて本作での直木賞受賞は決してベストの作品であったかに関しては少し否定的な考えは否めないと思いますが、今後のさらなる活躍が見込めると言った意味合いにおいての直木賞受賞ということで納得がいくことが出来るのでしょう。
そのあたり、最新作『島はぼくらと』の上梓によってさらなる才能が開花されたと言って過言ではないのであろう。

評価7点。
posted by: トラキチ | 辻村深月 | 20:38 | comments(0) | trackbacks(0) |-
スポンサーサイト
posted by: スポンサードリンク | - | 20:38 | - | - |-









この記事のトラックバックURL
トラックバック機能は終了しました。
トラックバック