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『島はぼくらと』 辻村深月 (講談社)
評価:
辻村 深月,五十嵐 大介
講談社
¥ 1,575
(2013-06-05)

書き下ろし作品。
直木賞受賞というプレッシャーを撥ね退け、さらなる成長を見事に遂げた直木賞受賞第一作長編。
辻村さんの作品はそんなに読んでませんが、皆さんの過去の作品の感想を照らし合わせて考えるとより作品の幅が広がり、確固たる成長を遂げた作品だと言えよう。
それはまさに本作で登場する高校生4人(朱里、衣花、源樹、新)のキラキラした個性の描写と彼らの成長とにオーバーラップしてしまいます。
瀬戸内海に浮かぶ本土からフェリーで20分というロケーションにある冴島という火山のある離島を舞台とした愛情と友情を骨格とした青春小説。
Iターンやシングルマザーと言う社会問題を含め、島という環境がもたらすものや登場人物それぞれの境遇による違いや大人の事情など、いろんな要素が盛り込まれていますが作者は見事なまでに料理して読者に差し出してくれています。

ただし読者によっては少し物足りなく感じるかもしれません。それは高校生4人それぞれが、痛々しい過去を背負っていないこと、宿命は背負ってますがね、いわば環境の違いによってキャラクタライズされている点であろう。

今回直木賞受賞作の『鍵のない夢を見る』と合わせて読む機会を得たのであるが、個人的には直木賞受賞作を踏み台として一皮むけた作者の力量を発揮できた作品だと考えます。
それはやはり読者にとって夢を与える作品に邂逅できた喜びに浸れるからである。
なぜならどんなに毒がはらんでいようがあるいは現実を突き付けられようが、どこかに清々しくて胸をなでおろすところが盛り込まれた作品が作者の一番の魅力であると考えます。

余談ですが辻村さんはファンサービス旺盛な作家さんで、終盤に他の辻村作品に出てくる赤羽環が登場させる。
個人的には他の作品にヨシノの元気な姿を登場させてほしいなと思ったりする。

読了日7月12日

評価9点。
posted by: トラキチ | 辻村深月 | 21:39 | comments(0) | trackbacks(0) |-
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