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『おれのおばさん』 佐川光晴 (集英社文庫)
『山あり愛あり』に続き作者2冊目に挑戦。本作は坪田譲治文学賞受賞作品にて一般的に現時点において作者の代表作と言って良い作品で事実よく出来た物語だと思います。
物語は主人公であり東京の進学校に通う中学2年生の陽介、彼の父親は福岡に単身赴任中の銀行員なのですが愛人に貢ぐために顧客のお金を横領してたことが発覚して逮捕されます。
陽介は東京に残る母親と別れ、札幌市内で児童福祉養護施設を運営する伯母の恵子のもとに送られます。
通常、本作のような環境に置かれたおかれた人達はどうしても物悲しさが漂って暗い話になりがちなのですが、登場人物ひとりひとりが凄くキャラ立ちしていて逞しいのですね。
なんといってもタイトル名にもなっているおばの恵子さんの逞しさは圧巻で読者も元気を貰えること請け合いですね。

ほとんどの読者が手に汗握りながら、陽介に対して“応援モード”でページを捲ることであろうがその心地良さは重い話ながらも爽快さを約束してくれるものです。
誰もが望んで養護施設に入るわけではないのだけど、陽介は他の子供たちに対する配慮→理解を深めて行きます。そして嬉しいのは私たち読者も本を閉じる時に陽介の確固たる成長ぶりを感じ取ることが出来るのです。
サブストーリーとして陽介の母親と恵子との姉妹の確執があります。お互いにわだかまりのある人生を過ごしてきた2人ですが、微妙に似ているところがあって読んでいて見出すごとにニンマリかつホロッとさせられます。
そして妹であり陽介の母親である玲子の究極の内助の功的な生き方にエールを送りたくなりました。
嬉しいことに本シリーズは第3作まで出ています。淡い恋の続きも含めて作者の看板シリーズとしてできるだけ長く読み続けたいなと思いますし、そして本作が集英社の夏の風物詩“ナツイチ”に選ばれています。AKBのメンバーだけでなく、ひとりでも多くの方に手にとって欲しいなと願ってやみません。


評価9点。
posted by: トラキチ | 佐川光晴 | 23:21 | comments(0) | trackbacks(0) |-
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