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『おれたちの青空』 佐川光晴 (集英社)
評価:
佐川 光晴
集英社
¥ 1,260
(2011-11-04)

初出 すばる。作者の看板シリーズと言って過言ではない「おれのおばさん」シリーズの第二弾。今回は陽介の伯母であり札幌の児童福祉養護施設魴鮄舎の運営者である恵子と、施設での一番の仲間である卓也の過去がそれぞれの中編として語られます。最初の「小石のように」はとりようによっては陽介以上に悲惨とも言える卓也の過去の出来事は読者の悲しみでもあるのですが、家出という話を交えてその後の彼の明るく生きて行く様子は勇気を与えられること請け合いで、主人公である陽介は彼によって強く支えられているのだなと言うことが最後の表題作でもわかります。

次の「あたしのいい人」は恵子伯母さんが語られていてそうですね、ある一定以上の年齢の読者にとっては恵子伯母さんが主人公とみなして読まれている方も多いのではないでしょうか、彼女の紆余曲折しながらも自分の道を真っ直ぐに貫き通している姿は陽介始め施設の子供たちの生きる源となっていることが確認できます。新たに入所した女の子2人の話、そして陽介の母親である妹令子とのやりとりなどが語られるのですが、何と言っても別れた夫である善男の存在がいまだに彼女を根底から支えているところが窺える点が読者にとっては人間らしい一面を見せつけられた気持ちにさせられる。

本シリーズの良いところは悲しい環境に置かれながらも前向きに生きる少年少女たちを通して清々しい気分に浸れるところにつきると思うのですが、読み終えた時に一抹の寂しさも感じます。その寂しさが読者にとっては明日への糧となっているのでしょう、なぜなら私たち読者も彼らと同じ空の下に生きているのですから。なにわともあれ、最新作早く手に取りたいと思っております。

評価8点。
posted by: トラキチ | 佐川光晴 | 10:42 | comments(0) | trackbacks(0) |-
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