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『日はまた昇る』 アーネスト・ヘミングウェイ (ハヤカワepi文庫)
原題“THE SUN ALSO RISES" 土屋政雄訳。

いわゆるロスト・ジェネレーション(失われた世代)を代表する作家でありかつ20世紀を代表するノーベル賞作家の長編第一作、学生時代以来の再読であるが好きな翻訳家の土屋氏が新訳を施してくれたのが第一の要因である。個人的には同時代を生きたフォークナーの方が心を奪われたのであるが、今回再読してみても、やはり昔とあまり評価は変わらなかった。

それは例えば個人的にはもっとも気に入っている『武器よさらば』なんかと比べると情熱が足りないような気がするのである。主人公ジェイクが戦争で男性機能を失ったということが思い焦がれるブレットに対して自制が働き、成就しないということがモチーフ的な役割を演じているのであるがやはり理解しづらいのですね。もちろん、パンブローナにて闘牛を見るにあたっての情熱はすさまじいものがあり、本作の読ませどころでもあるのであろうが、やはり登場人物の背景に退廃的な生きざまがあってそこが当時の世相にマッチングしているのですが、私にとっては登場人物すべてが退廃を通り越して道楽なイメージが付きまとったのである。

その根底には語り手であるジェイクがどうしてブレットに恋焦がれているのかが理解し辛く、言い換えればブレットという女性に魅力を微塵たりとも感じなかったのである。何故に彼女に振り回されるのであろうか、そしてワインにどっぷりと浸る日々、ひとつの青春を語った話としては多少なりともカタストロフィーを感じるのであるが、根っからのヘミングウェイーのファンでなければどうしても共感はしづらい話であった。ただし会話は新訳であることも含めてなかなか素敵でした。タイトル名のように希望は見出せないのがロストジェネレーションの世界なのであろう。名作は批判されながら生き延びていくのであろうか。

評価6点。
posted by: トラキチ | ハヤカワepi文庫 | 23:56 | comments(0) | trackbacks(0) |-
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