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『政と源』 三浦しをん (集英社)
評価:
三浦 しをん
集英社
¥ 1,470
(2013-08-26)

初出『Cobalt』加筆訂正あり。東京の下町墨田区Y町を舞台とした2人の幼馴染の友情の物語。著者の代表作である“まほろシリーズ”は多田と行天という男性2人の友情をベースとしていることはお馴染ですが、本作も年齢は73歳とずっと上であるが対照的な性格の2人を主人公に添えていて読者を楽しませてくれている。
普通っぽい政こと有田国政は大学を出て銀行員として勤めた後、定年退職して現在はひとり暮らし、妻は娘と暮らしていていわば別居中。
もうひとりは個性派である源こと堀源二郎は小学校もろくに出ていないがつまみ簪職人として今も活躍中。

読ませどころはやはり2人の強き友情ですよね。特に若かりし頃のお互いの恋模様が対照的です。
世間一般的に見れば政の方が成功というか勝ち組のように見えますが、そうは問屋がおろしません。
著者の凄いところは、一見ユーモラスなように見えますがやはり2人とも独居老人であるという点でしょうか。
まあ妻がいなくても長年の親友と言って良いであろう存在があるから幸せなのでしょうか。
読者の誰もがいずれ迎えるであろうシルバー世代、いかに生きるべきかを考えさせられるところが一筋縄ではいかないしをん作品の特徴であると思います。

物語に彩りを添えているのは源のもとで弟子として働く徹平とその彼女であるマミ。彼ら2人の存在が政が人生の長きにわたって掛け違えて来たボタンを解消してくれようとします。
読者ひとりひとりが常日頃抱えているわだかまりや不器用な部分が本作を読んで軽減された気もします。
幸せをつかんだ彼ら2人のサイドストーリーも書いてほしいと希望します。

評価8点。
posted by: トラキチ | 三浦しをん | 20:40 | comments(0) | trackbacks(0) |-
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