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『配達赤ずきん -成風堂書店事件メモ-』 大崎梢 (創元推理文庫)
作者のデビュー作で代表シリーズと言える「成風堂シリーズ」第1弾で5編からなる駅ビルの6階にある本屋さんを舞台とした日常ミステリ系の連作短編集。単行本発売から約7年経って初めて読んでみたのですが、デビュー当時から作者のハートウォーミングな着地点は健在だったわけですね。単にほんわかほのぼのした内容だけでなく、それぞれの登場人物の個性と愛情を見事に活写しています。
男性読者視点で言えば、主人公の2人が可愛く感じます。正社員であるしっかりものの杏子(ワトソン役)と、手先は不器用ながらとっても勘のいい女子大生アルバイトの多絵(ホームズ役)、この2人があんまり本に詳しくないというところが読者にとっては少し胸をなでおろせれるというか気おくれしない部分なのでしょうか。
各編素晴らしいのですが、ラストの「ディスプレイ・リプレイ」がいちばんドラマティックで話に奥行きがあるように感じられました。

全編を貫いているのはやはり、本を愛することが人を愛することに繋がるという普遍的な姿勢が貫かれているところでしょう。中には悪意のある話(表題作)もありますし逆に愛に満ちた話(六冊目のメッセージ)もあります。読者としては作者の丁寧に書かれた筆致に陶酔し幸福感に包まれて本を閉じることとなります。

周知の通り“日常の謎シリーズ”と言えば東京創元社のお家芸であって、北村薫、加納朋子、坂木司などを輩出していることは記憶に新しいのであるが、本作でデビューした作者は舞台を“書店”という本好きにとってこれ以上ないシチュエーションを用意しています。このあとビブリアシリーズを筆頭に書店を舞台とした作品が次々と世に生れたのは本作の成功→書店を舞台とした物語に対する需要が非常に高いことが一番の要因であって、先駆者的な作品として語り継がれることであろう。
今回本作を手に取ったのは昨年上梓された『クローバーレイン』の出来の良さが大きかったのですが、嬉しいことに6年ぶりに本シリーズの最新作(第4弾)がもうすぐ刊行されます。なんとか頑張って読まなくちゃと思っているのであるが、まさに忙しい“読書の秋ですね(苦笑)

評価8点。
posted by: トラキチ | 大崎梢 | 12:54 | comments(0) | trackbacks(0) |-
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