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『さわらびの譜』 葉室麟 (角川書店)
初出『本の旅人」加筆・修正あり。女性ながら日置流雪荷派を受け継ぐ弓術の名手有川伊也が主人公、彼女は弓矢小町と言われ他派である大和流の樋口清四郎に恋心を抱きますが、彼は伊也の妹である初音と縁談の話がまとまります。

その後の展開は葉室さんお得意の藩内抗争ですが、弓術が巧みに使われます。
通常時代小説という設定の中ではいろんな制約(運命と言った方が適切でしょうか)があって思い通りに事が進まずにいることが多く、逆にそれがあるがゆえに現代小説よりも純粋な気持ちに浸れるところがあるのでしょうが、本作はそれとは逆な物語の進み方が特徴で、それが葉室さんらしいと言えばそれまでなのかもしれませんが、爽やかで清々しすぎて却って感動度が損なわれたような気もします。

ただ美しい物語を読まれたい方にはこれ以上のものはないような気がします。なぜならば筋書き通りに進むのですが、結果として姉妹2人とも最高の相手と結ばれたように読者も認めざるをえません。これはやはりラストの「千射祈願」を伊也と清四郎が一緒に成し遂げたことで文句のつけようのないことを読者に説得させていますよね。
好きになった相手が妹の許嫁である通常「許されない恋」と言う一般的な時代小説の世界にある倫理観を打ち破っています。

途中は伊也と初音姉妹がどうなるのかなと心配しましたが無用でした。ファンタジー的な恋愛小説作品として割り切って読めばそれなりに楽しめる作品だと言えそうですが、他の葉室作品を多く読めば読むほど存在感が薄い作品であるということは認めざるを得ないのではないであろうか。

評価6点。
posted by: トラキチ | 葉室麟 | 21:19 | comments(0) | trackbacks(0) |-
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