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『ゼツメツ少年』 重松清 (新潮社)
評価:
重松 清
新潮社
¥ 1,680
(2013-09-20)

初出「小説新潮」大幅加筆訂正あり。
ひとことで言えば重松氏の年輪を感じさせられる作品だと思います。いじめを主題とした重松作品は新旧問わず重松氏の最も得意とするジャンルであることは大半の読者は知っているのだけど、本作は作者のそのジャンルの集大成的な作品だと思います。

過去の作品の人物を登場させ、語り手であり物語内小説の作者でもある作家の「せんせい」は読者に重松氏を想起させる人物を用意していますので、読み方によればファンサービス的な作品とも言えそうですが、過去の大半の作品が救いのある物語だったのに比して本作は手厳しい内容になっています。
“ゼツメツ”を避けるために旅(冒険)に出る3人の小中学生の姿が前半は微笑ましい部分もあるのですが、後半の美由紀登場から重い内容となって行きます。
大半の読者は作中でレモンを置き去りにするシーンがとっても印象的であって、それが人によっては“命”のようにも取れるし“アイデンティティー”のようにも受け取れ、そのあたり読者個々に委ねているように感じたのであるが少し深読みしすぎであろうか。

本作は重松作品を沢山それも集中的に読んでいる人の方が理解しやすいように感じられる。
私的には過去の作品よりもイジメられている親の立場の葛藤の描写が深いように感じました。エミちゃんが登場する『きみの友だ日』など過去の作品を読み返すことによってより本作への理解が深まるように感じます。それによってこの作品を初めて読んだあの時、自分はどうだったか感慨に耽ることも出来るでしょう。人生と同様、重松作品も奥が深いとつくづく考えさせられた作品でした。

評価8点。
posted by: トラキチ | 重松清 | 22:53 | comments(0) | trackbacks(0) |-
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