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『総理の夫』 原田マハ (実業之日本社)
評価:
原田 マハ
実業之日本社
¥ 1,785
(2013-07-11)

初出「ジェイ・ノベル」。日本初の女性総理が誕生し、その日々を夫であり鳥類学者でもある日和が日記に書き記して行くというスタイルで物語が進んでいきます。
本作の魅力はやはり総理が身近に感じられるところでしょうね。政治の話も素人目線で語られるために堅苦しくないのですね。凛子が素晴らしい政治を行うのは日和による強くて深い愛情によって支えられているからなのです。
現実的かどうかは別として、誰しも彼女のようにクリーンに生きたいのですがなかなかそうは問屋が卸してくれません。そういった意味合いにおいてはビターさがなく、ただひたすらに夢見心地に浸らせてくれる原田作品としてはOKなのでしょうが、やはりラスト付近でのあたかも予定調和的な展開はどうなのかなとは思いました。一国の総理として他の職業のように育児休暇が許されるのでしょうかね。まあこの夫婦の真っ直ぐな気持ちの表れとして描かれたのだとは思いますが、少し現実離れしているようにも感じられました。

個人的には政治の話よりも2人の馴れ初めを描いているシーンがもっとも印象的でもっと読みたいなと思いました。
凛子さんの魅力がやはり抽象的過ぎて、これは仕方がないのでしょうが逆サイドの苦労話と交互に語られたらもっと面白かったんじゃないでしょうか、読者って勝手なものですね(笑)
政治家と言えばどうしても腹黒いという辟易したイメージがあるのですが、本作でもそう言った裏側の世界が描かれていて、それに対して見事に立ち向かっていきます。
歯切れが良い文章は健在、少し出来過ぎな流れは原田作品のお約束事のようです。

あとは原田マハファンにはお馴染の伝説のスピーチライターの久遠久美さんが登場します、是非他の作品でもお目にかかりたいですね。
先入観と言うのは怖いもので、他の国では実現している女性総理も、日本において描かれればファンタジー小説の範疇を超えないということですね。
作中で消費税等で国民に訴えかける総理の姿が夫の日記を通して描かれますが、どうしても現実と対比してしまいますね。

評価7点。
posted by: トラキチ | 原田マハ | 22:43 | comments(0) | trackbacks(0) |-
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