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『蛇行する月』 桜木紫乃 (双葉社)
評価:
桜木 紫乃
双葉社
¥ 1,365
(2013-10-16)

初出「小説推理」。直木賞受賞作品を含めて3作品目の桜木作品。わずか200ページ弱の作品ですが個人的には本作が最もクオリティの高い作品であると思ったりします。
最初は女性の幸せを問う作品なのかと思って読みだしたのですが、もっと奥が深いような気がします。
そうですね人間としての尊厳を問う作品といったらよいのでしょうか。
6編からなる連作短編集となっていますが6編の間にはちょうど25年の歳月が流れています。高校の図書部で仲良しだった女子グループ5人を中心に各編ごとに視点が変わって語られるのですが、仲間のひとりで駆け落ちした須賀順子という一見不幸な人生を歩んだように見受けられる女性の生涯を各編の語り手たちの人生とを対比させて読むと凄く充実した読書となると確信しています。
何人かが順子に会いに東京を訪れるシーンが印象的です。最初は自分の方が幸せなように感じていたのが年月を経るにしたがい変わって行きます。

まるで作者に女って実はこいういう生き物なのよと教授された気持ちにさせられました。
身が引き締まる思いのできる読書となった。
一見悪戦苦闘しているように見えるのだが決してそうではない。
必死に幸せを模索しているのである。孤独なように見えるのだがやはり繋がっている部分と言うのが見え隠れするのである。自分自身の居場所を死守している姿が力強く描かれている。

男性読者視点で語らせていただけば、読み終えて生涯を閉じようとしている順子が凄く幸せに感じたお子さんのいる女性読者はきっと自分自身のお子さんに対して精一杯の愛情を注いでいるのであろうと思ったりします。
幸せって決して相対的なものじゃなく、絶対的なものなのですよね。
作者に大切なことを教えていただいた気持ちにさせられました。
読み終えてタイトル名が凄く秀逸なのには驚愕の感すら漂います。

評価9点。
posted by: トラキチ | 桜木紫乃 | 23:47 | comments(0) | trackbacks(0) |-
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