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『雨のなまえ』 窪美澄 (光文社)
評価:
窪 美澄
光文社
¥ 1,470
(2013-10-18)

初出「週刊宝石」&書き下ろし。人間誰もが持っているダークで鬱屈した部分をこれでもかと描いた雨をモチーフとした5編からなる短編集。ただしロマンティックな雨ではありません、強烈な雨です。そこが窪作品らしいのでしょう。生きることの辛さ難しさを読者に示すことにより読者にエールを送っています。実際に雨が降るシーンがあるのですが、それよりも登場人物達の抱えている心の闇を象徴している言葉だと感じます。
各編、普通ではないというか何か問題を抱えている人が登場、読者は各編の主人公と比べ、俺(私)はこんなんじゃないとホッとしながらも読み進めるうちに決して心地良さではないのだけど、少しはわかり心を重ねる部分を見出すことだと思います。
その心の闇の奥深さが窪作品の醍醐味と言えるのでしょうね、決して共感出来る作品ではないのだけど、読み終えて自分自身の現実を知り、抑制して生きることの大切さを学びます。

全5編中3編が男性、2編が女性が主人公が務めていますがやはり女性主人公の話の方が優れていると思います。
若い男の子を妄想する中年女性を描いた「記録的短時間記録情報」が最も滑稽に写りました。1編目の男性が不倫をする話との対比が読ませどころです。ラストの「あたたかい雨の香水過程」は夫と別居中で子供と暮らす主人公が最も女性の大変な現実を知らしめさせてくれましたけど最も救いがあったようにも感じます。
少し深読みすれば、本作を読んで本当に息苦しくて読み進めれない方がいらっしゃったら、その方は実生活が本当に幸せなのでしょう(笑)機会があればもう一度じっくり読みたい一冊でもあります。

評価8点。
posted by: トラキチ | 窪美澄 | 22:14 | comments(0) | trackbacks(0) |-
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