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『ようこそ、わが家へ』 池井戸潤 (小学館文庫)
文庫オリジナル長編。(ベースとなる物語は『文芸ポスト』に2005〜2007年に掲載)
刊行された時期がドラマ『半沢直樹』オンエアの直前だったのでセールス的にも伸びているお買い得感の高い作品である。
現実を突き付けられ、それを跳ね返して正義を貫きそこから夢に向かって生き抜くところの爽快感が池井戸作品の醍醐味であると思いますが、そういった観点から読めば少し物足りないかもしれません。
逆に内容的には他の池井戸作品よりも贅沢といってもいいもので、会社内の出来ごとだけでなく通勤途中でのプライベートトラブルに巻き込まれた身近な話が重層的に語られていて楽しめる。そうですね、ミステリーの二重構造的な作品が楽しめますし他作品よりも恐怖感が強い作品だと言えます。

ただ銀行か民間企業に出向している主人公倉田が、良く言えば“読者と等身大”、悪く言えば“存在感が薄い”のですね。50歳を過ぎている主人公の年齢を考慮すれば、他作品よりも共感出来る読者の年齢は高めかもしれません。
お若い方が読まれるよりある程度の年齢の人が読んだ方が“サラリーマンの悲哀”は理解しやすいでしょうから。
氏の代表作と言われている『下町ロケット』などと比べると評価を下げざるを得ない作品と認めざるを得ないのであるが、それは解説の村上氏による説明で理解できることである。

大幅改稿されていますが、ベースとなる物語は『文芸ポスト』に2005〜2007年に掲載いますので近年の代表作を書く前の池井戸氏の作品として読めば納得もいくところであろうか。印象的なのは他作では主人公のキャラ立ちが目立っているが、本作ではサブキャラが立っている。倉田の息子の健太や出向先での部下の摂子が代表的ですよね。 並の作家が書けばまとまった物語となろうが、池井戸作品として観ると個人的にはすごく無難に書きあげたという印象が強いのですが、それが池井戸氏に対する大きな期待だと受け取って欲しいと思っている。

評価7点。
posted by: トラキチ | 池井戸潤 | 14:58 | comments(0) | trackbacks(0) |-
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