Search
Calendar
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
<< February 2020 >>
Sponsored links
徘徊ブログ
読書メーター
トラキチの今読んでる本
あわせて読みたい
あわせて読みたいブログパーツ
最近読んだ本
トラキチの最近読んだ本
鑑賞メーター
トラキチの最近観たDVD
New Entries
Recent Comment
Recent Trackback
Category
Archives
Profile
Links
mobile
qrcode
RSSATOM 無料ブログ作成サービス JUGEM
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

posted by: スポンサードリンク | - | | - | - |-
『円卓』 西加奈子 (新潮文庫)
評価:
西 加奈子
文藝春秋
¥ 494
(2013-10-10)

西作品を“独自の世界を構築している”と形容すれば有り体過ぎるもしれないが、それ以外に的確な表現が見当たらないのも事実である。
近年の傑作と言われている『ふくわらい』に通じる奇想天外な部分もあるのであるが、いい意味で少しこじんまりとまとめてくれているところが読者にとって距離感の近さを感じさせてくれる作品である。誰もが失なわれつつある“童心に帰る”という大切な気持ちを大阪弁を交えて語ってくれているのですが、なにわともあれタイトルとなっている“円卓”という言葉が素晴らしく胸に響きます。これは実際に8人家族の渦原家に置いてあるテーブルなのですが、物質的なものよりも一家の精神的支柱としての役割が大きい。
物語は主人公のこっここと琴子を中心に語られ、いろんな出来事を通して成長して行く姿が微笑ましい限りであるが、彼女の自由奔放さを取り巻く幼馴染のぽっさんや三つ子の姉たちなど個性あふれる面々によってシリアスな面も含めながら楽しく語られていることを忘れてはならない。
本を閉じ終える頃、私は家族がもう一人増える時に円卓も新しい住家に持って行って欲しいなと切に感じました。

本作品は芦田愛菜主演で映画化が決定しているのであるが、西作品の世界を実写化するのは本当に難しいと思ったりする。
原作の良さを損なわずにどうか楽しい映画に仕上がって欲しいなと思う。文庫本の解説は津村記久子さんが担当しているのであるが、西さんと親交の深い津村さんならではの解説文はさすがのひと言である。
私たち読者も西さんのように三つ目の目を持ったような視野の広い感覚で楽しく人生を旅したいものであると感じた。

評価8点。
posted by: トラキチ | 西加奈子 | 14:25 | comments(0) | trackbacks(0) |-
スポンサーサイト
posted by: スポンサードリンク | - | 14:25 | - | - |-









この記事のトラックバックURL
トラックバック機能は終了しました。
トラックバック