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『起終点駅(ターミナル)』 桜木紫乃 (小学館)
初出「STORY BOX」 加筆改稿あり。著者お馴染の北海道を舞台とし「無縁」をテーマとした短編集。
桜木作品にハズレはありません。本作においてはいつもの桜木作品以上に孤独に苛まれつつも、強く生きていく人達の“再生”の姿がドラマティックに描かれています。

悲惨な状況におかれつつもなんとか希望を見出し前を向く姿が痛々しいけど切なく読者に伝わります。作品集のタイトル名どおり、それぞれの主人公たちが過去を振り返りつつも清算を行い、そして新たなスタート地点に立つ物語群なのですが、人によっては本当に残りわずかである人もいます。残りわずかである人ほど読者にとっては感動度の増す物語として吸収することが出来るような気がします。そして桜木作品を読んだ喜びというか満足感の結果として凄く体内にポカポカとして消化して行ってるような気持ちにさせられます。

とりわけ印象的なのは表題作の国選弁護士である鷲田弁護士と依頼人の心を通わす過程、そしてラストの32型テレビをプレゼントされたひらがなしか書けないたみ子さん、人生に覚悟は必要ですよね。あとは二つの物語で主役を張る若い新聞記者の山岸里和、紺野との確執や恋人圭吾との行く末も気になりますね。
釧路や札幌以外のスポットも出てきて、地名を地図で場所を調べるとより充実した読書を楽しめるような気もします。

余談ですが、時代小説の大家である山本周五郎や藤沢周平の作品を読み進めようと思っていても、私自身の心の中で葛藤が始まりどうしても桜木作品の未読のものを優先して手に取ってしまいます。
それは2人の作家と同じように読者の心に訴えかける作品を著者が世に送り出していると私自身が判断しているからである。これからも読者の心を揺さぶり人生の糧になる作品をずっと書き続けて行ってもらいたいものだと切に願っています。

評価9点。
posted by: トラキチ | 桜木紫乃 | 15:00 | comments(0) | trackbacks(0) |-
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