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『翔ぶ少女』 原田マハ (ポプラ社)
評価:
原田マハ
ポプラ社
¥ 1,575
(2014-01-10)

初出「asta」、加筆訂正あり。原田さんらしい作品とは言えないかもしれないが、非常にポプラ社らしい作品だと言える。現実的な要素とファンタジー的な要素をミックスさせて読者に生きることだけでなく夢を持つ大切さを思い起こさせてくれる作品であり、そうですね、小学校高学年ぐらいから読めるんじゃないでしょうかね。
だから敢えてその年代の子供たちが生まれていない時代の阪神大震災を題材としたのでしょうか、私たち大半の大人は誰しもゼロ先生のように人間が出来ていないのだけど、誰かのために一生懸命生きている姿は心を打たれます。
大人目線で読むとゼロ先生と息子の裕也先生との確執がとってもリアルであって楽しめました。

震災を通していろんなことを経験し、大半の方にとって人生において苦しくて辛くて悲しい事柄なんだろうけど、本作ではその悲しみを通り越して誰よりも強い絆というものが描かれて、実際それに近い現実というものがあったのだということをひとりの読者として信じたい気持ちになります。
逆に本作のゼロ先生のような“命の恩人”的な人がいなくて、その後不遇の人生を送られている方のことを考えると心苦しい気持ちにもなる。

“羽”のシーンは賛否両論あって、必ずしも賛成派ではないのだけど、大切な人を想う気持ち=三兄妹の幸せの象徴だと思います。
原田マハさんの作品としては異色な作品に分類され、感動度ではさもあれ、胸の高鳴る他作と比べて今一つという見方もあるのだと思いますが、児童向けに書かれた逆境に負けずに成長を遂げたストーリーとして読めば必ず子供たちとって心の糧となる作品であると思います。

そして大人読者にとって総括すると、タイミング的には古い題材なのかなと思って読み始めてたのだけど、街の復興だけでなく見事に3兄妹の心の復興も描かれていて、あれから3年経ったばかりの東日本大震災のことを忘れてはならないと肝に銘じた読書であった。

評価8点。
posted by: トラキチ | 原田マハ | 22:54 | comments(0) | trackbacks(0) |-
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