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『わたしをみつけて』 中脇初枝 (ポプラ社)
評価:
中脇初枝
ポプラ社
¥ 1,470
(2013-07-11)

再読。書き下ろし作品。本屋大賞第4位でいじめや虐待をモチーフとした『きみはいい子』も素晴らしい作品でしたが、本作は自分自身の居場所探しと医療現場の問題をクローズアップした長編作品として負けず劣らずの内容となっています。

舞台は前作同様横浜の桜ケ丘、主人公は生まれてすぐ産院前に捨てられた弥生、名前の由来は捨てられた月が三月だったからという悲惨な境遇ですが准看護師として一生懸命生きてきています。
児童養護施設についてはさほど描写はありませんが、他作家の作品よりはシビアで現実的なのがピリリと引き締まった緊張感を持った読書を余儀なくされます。
作中で2人のキーパーソンが登場、彼らの親身あふれる接し方、前向きな生き方が主人公に多大な影響を与えます、看護師長の藤堂さんと入院患者の菊地さんですね。主人公だけでなく2人の幸せをも願わずにはいられません。

作中での正看護師と准看護士との違いへのこだわりなどへの描写はリアルであり、医者と看護師との権限問題などは社会の象徴的な事柄だと感じました。
印象的なのは『きみはいい子』にて描かれた神田さんの再登場ですね。本作中においては脇役的存在ですが、主人公同様少し前を向いて生きて行くということを学んだようで胸をなで下ろした次第。
前作はいわば読者に問題提起をし何かを考えさせる作品でしたが、本作は“いい子”だった主人公の弥生や神田さんが、成長しひとつの方向性を示した作品であって感動度では前作以上のものを感じました。
これからも人生に向き合う作者の作品を愛読して行きたいなと思っています。

評価9点。
posted by: トラキチ | 中脇初枝 | 15:54 | comments(0) | trackbacks(0) |-
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