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『戦友の恋』 大島真寿美 (角川文庫)
評価:
大島 真寿美
角川書店(角川グループパブリッシング)
¥ 500
(2012-01-25)

大島作品は3作目となりますが小気味の良い文章に引き付けられて今回も楽しい読書となりました。
タイトル名ともなっている“戦友”という言葉を“親友”という言葉と比べて読むだけでも価値のあるひとときを過ごしたと言えそうである。
物語はいきなり主人公である佐紀が亡くなった玖美子の生前を偲ぶ描写から始まるところが印象的である。それは佐紀にとってはずっと持ち続ける辛い“喪失”感の表れでもあり、戦友の分までしっかりと生きなくちゃという誓いの言葉のようにも感じられる。
各編ごとに穏やかに月日が流れて行くように感じられるのであるが、それは作者の定評のある人生観というか価値観に基づく展開に読者も安心して身をゆだねられるからであると推測する。

本作には決してダメ男ではない2人の男性が登場します、新しい編集者の君島と幼馴染の木山達貴です。彼らが物語に素敵な彩りを添えているのは否定のしようがないのであるが、何と言ってもワタルくんと玖美子との関係がこの物語の清々しさを象徴していると思います。
あとは想い出の地であるリズの律子さんに作者の他の物語にも登場する大和屋の美和ちゃんですね、本当に密度の濃い物語です。

読者が本作を読んで感動できるのは常に佐紀の中に“玖美子のいない世界を生きている”という気持ちが読みとれる点につきるのだと思う。
玖美子とは一緒におばさんにはなれないけど、一緒に過ごした日々があるからスランプも切り抜けられるのですね。
そして佐紀と玖美子の関係は一見ダラダラしているようにも感じられます。そのダラダラ感は物語を通しても貫かれているように感じられ、それが読者に伝わるのですが、そうですね、女性読者の方がやはり吸収しやすいのでしょう。
少し支離滅裂になりましたが、大島さん凄い作家です、佐紀だけでなく読者をも再生させてくれそうなじわーっとくる小説でした。

評価8点
posted by: トラキチ | 大島真寿美 | 23:22 | comments(0) | trackbacks(0) |-
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