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『アイビー・ハウス』 原田ひ香 (講談社文庫)
初出「群像」、文庫オリジナル作品。 男女2組の夫婦が共同生活を5年前から行っているのですが、5年前はほぼ同じだった価値観が少しずつ4人の間で変化して行きます。 そのあたりの描写が巧みですね、発端となった冒頭の若い女の訪問がミステリアスであり、作品に没頭させられることを余儀なくさせられます。 とりわけ男性二人(一樹と隆)の価値観の違いの大きさが物語を支配し展開させて行きますが、やはり最後までシェアハウスに残る一樹が一番成長と言うか変化が乏しいですね。

その一樹がラストで家の裏に生えそろう蔦に驚きますが、そこが彼のターニングポイントとなって行くような気がしました。一男性読者としても、彼がもう少し社会に順応してゆくことを期待して本を閉じました。 35歳でリタイアするには若すぎますよね。

原田ひ香さん、初挑戦でした。本作は「はじまらないティータイム」で小説すばる文学賞を受賞した彼女の5作目の作品にあたりますが、ひとことで言えば読者に対して“問題提起”に長けた作家だと言えます。 その問題とは一言で言えば“人生における価値観”ということになります。 大きな感動や共感を味わえる作品ではありませんが、自分自身の現在の立ち位置を確認するのには格好の一冊だと思います。 斬新な読書を体験できる作家だと思います。他作も手に取る機会を設けたいですね。

(読了日2013年4月15日)

評価7点。
posted by: トラキチ | 原田ひ香 | 20:16 | comments(0) | trackbacks(0) |-
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