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『風葬』 桜木紫乃 (文藝春秋)
評価:
桜木 紫乃
文藝春秋
¥ 1,404
(2008-10)

作者の初の長編作品となる書き下ろし作品。たとえば壮大で骨太な形容が似つかわしい『ラブレス』なんかと比べたら読後の満足感は落ちるのであろうが、こぢんまりと桜木作品の魅力が満載されたというと聞こえが良いかもしれないけど、ステップアップ過程の桜木作品を楽しめる作品だと言える。
舞台は道東の釧路及び根室で2組の家族(書道教室を営む篠塚夏紀と元小学校教師の沢井優作)が描かれているのであるが、その2組の家族(それぞれの母と父)の接点がこの物語のすべてと言って過言ではないのであろう。
認知症を患っている母親の“ルイカミサキ”という言葉を聞いて夏紀が涙香岬を訪れ物語が進みだします。
拿捕事件という北海道特有の題材も使われており作者の郷土に対する深い愛情を感じずにいられません。
物語全体ミステリー&サスペンスタッチな面もあり、他の桜木作品と比べて異色と言えばそう言えるのかもしれませんし、初期作品(成長過程作品)ということだと納得が行くのでしょう。

桜木作品の特徴はやはり読んだ後に心に沁みる部分が大きいことだと思いますが、本作も運命に抗えない辛さが根底にあるのですがやはり哀しすぎるのと、あと他作では感じなかった読者として消化しきれないやるせなさを感じたのです。
原因として本作はわずか200ページあまりの作品ですが詰め込み過ぎたことがあげられると思います。
決して薄っぺらいということはないんだけど、深い愛を掴みとることが出来なかったような気がします。
気になったことを書きとめておくと優作の妻の風美、是非幸せを掴みとって欲しいです。

評価7点。
posted by: トラキチ | 桜木紫乃 | 00:12 | comments(0) | trackbacks(0) |-
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