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『嵐のピクニック』 本谷有希子 (講談社)
評価:
本谷 有希子
講談社
¥ 1,404
(2012-06-29)

初出「群像」。第7回大江健三郎賞受賞作品であるが読み終えて本作が受賞されたことに驚かざるをえなかった。しかしながら大江健三郎賞(とはいえ第8回の今年で終わったのですが)の定義を読んで納得ができました。それは海外で翻訳されることを前提として選考される賞なのです。

13編のショートストーリー集ですが、読んでいてずっと翻訳本を読んでいるような気持でした。以前読んだ、ミランダ・ジュライのように奔放で、そしてミルハウザーのように幻想的な文章そして内容です。
本作の素晴らしさは作者の発想の豊かさに尽きると思われます。私たち読者は得てして、真実は一つだけだと思い込んでますが、作者にかかれば真実はいくつにも広げられます。
作者の作品は概して、ある年齢層より下の女性に広く受け入れられやすいのでしょうが、本作を読む限り以前読んだ作品(『生きてるだけで、愛』)よりもっと突き抜けた感がし、ある一定以上の年齢の読者が読んでも楽しめるんじゃないだろうかと思います。

とはいえ、何編かは一読ではわかりづらいものもあるのですが、逆にその研ぎ澄まされた感性が見事開花したようなものにも邂逅することが出来ハッとさせられたのも事実です。
心に残ったのは冒頭のピアノレッスンの話「アウトサイド」、妻がボディビルに励む「哀しみのウエイトトレーニー」、ラストの試着室の話「いかにして〜」あたりで作者の柔軟性があって奇抜な展開は読者の想像を超えています。

くしくも村上春樹の『女のいない男たち』を読み終えたあとに読んだ本作であるが、村上氏の作品のように海外で売れる作家が続々と出て業界全体がもっと活性化されることを強く望んでいます。
多分本作のような作品は日本でよりも海外のほうが評価されるのかもしれませんね。

評価8点。
posted by: トラキチ | 本谷有希子 | 23:13 | comments(0) | trackbacks(0) |-
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