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『55歳からのハローライフ』 村上龍 (幻冬舎文庫)
NHKにてドラマ化された人生を見据える5編からなる中編集。タイトル通り55歳前後の年齢の男女が様々なシチュエーションで登場するのですが、読者がその年齢に近ければ近いほど身近であって、感情移入度が深く物語に入り込めることに違いない。

作者の良いところは読者に対して現実感を与えながらも、今の日本という国が直面している問題に対して真摯に受け止めながら読者に惜しみもなく問題提起を施しているところだと思います。
いわゆる富裕層、困窮層など経済的な格差の多様化をわきまえつつ各々の編の物語が展開されるのも特徴で、読者自体のおかれた状況による目線の違いにより感じる部分も違ってくるのであろうが、物語自体が登場している人物の年齢からして、残りの人生の方が短いので夢を求めて生きることは決してないのだけど、余生(残りの人生と言った方が適切かもしれません)を有意義なものとなる指針となる一冊だと言えそうです。

どの物語も有り体に言えば現実と理想のギャップを知らしめているのだけども、読者サイドに置き換えると過去の自身を振り返って反省する機会を十二分に与えてくれる内容であるともいえる。
再就職の難しさを語った「キャンピングカー」や意外なところで夫婦愛を演出してくれる「ペットロス」など佳品揃いの作品集なのですが、個人的にもっとも感動したのは「空を飛ぶ夢をもう一度」で、いくつになっても男の友情の素晴らしさを語っていて目頭が熱くなりました。
ドラマではどう演じられるのか楽しみですね。

そして最後に本作を読むことによって定年後の自分自身の人生のシミュレーションを行うことができたことを作者に感謝したいなと思っています。

評価8点。
posted by: トラキチ | 現代小説(国内) | 23:12 | comments(0) | trackbacks(0) |-
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