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『せんせい。』 重松清 (新潮文庫)
再読。6編からなる教師と生徒たちの物語。視点が教師であったり生徒であったりするのであるが、いずれも過去を懐かしく振り返りながらも現在の自分たちを真っ直ぐに見つめているところが切なさを通り越して清々しくも感じます。
再会することによって思い出というものが蘇るのですが、そこは人生、あの頃は良かったという物語もありますし、あの頃から凄く成長したなという物語もありますが共通して言えるのはやはり人生において多大な影響を受けているということ。

読者の年齢にもよるのでしょうが、今回読み返して印象に残ったのは先生側の誤ちというか人間らしい部分を描いた「にんじん」、ないがしろに扱った少年が成長して教師になっている姿はハッとさせられました。重松作品としては意外な展開だと言えるのでしょう。あとは「ドロップスは神さまの涙」や「泣くな赤鬼」はやはり完成度が高いと感じます。前者は本作では例外的で過去を振り返るものでなく、保健室に入り浸る5年生の女の子の視点から保健室の先生と重病の少年との交流を描いています。後者は言わば“出来の悪い子ほど、かわいい”という感じの重松さんの王道作品で、高校を中退しその後真っ直ぐに生きている余命短い教え子が描かれているのですが、なんといっても寄り添っている嫁がいい子なのが印象的です。先生側もかつて甲子園を目指していた時期から時間を経て人間が円くなっているところが微笑ましくも感じました。

本作は文庫化時に「気をつけ、礼」から解題されているのであるが、全体を通して教師というものにリスペクトしつつも、教師も普通のというか一人の人間なんだよというところが滲み出ているように感じました。

評価8点。
posted by: トラキチ | 重松清 | 10:37 | comments(0) | trackbacks(0) |-
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