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『まだ遠い光 家族狩り 第五部』 天童荒太 (新潮文庫)
すごく感想が書きにくいのは発売されてから10年経っているということも含めて、軽んじて語りづらいほどの奥の深さの内容であるが故だと思います。
天童作品の読者に対するハードルは高く、作品を通して“社会の厳しさ”を教えてくれる。
天童荒太の作品を読むと“グローバルに世界を眺める”ことが出来る。
同時に“人間ってこんなにもろいものなんだ”ということがひしひしと伝わって来るのである。

きっとそのもろさって“人間の本性”の一番根元にあるものなんだろう。
そして物語を貫いている悲しさを通り越して登場人物一人一人を見守ってあげなければならない。

大野や葉子が間違っているか否かはあまり重要じゃないような気がします。というのは五分冊という形態上、いろんな書き方が可能であって凄く非現実的な終わり方だという見方も出来れば、逆に凄く問題提起のある終わり方とも言える。
作者は現実を踏まえつつも、常に平和を願って書かれているのだろう。登場人物一人一人に魂を込めて書かれた本作はずっと語り継がれ、そしてその時の世相との違いを噛みしめつつも登場人物達の本篇終了後の幸せを願いつつ、読者自身が登場人物一人一人に一喜一憂すること、すなわち天童ワールドにどっぷり浸かることにより自分自身の充実した読書ライフを構築できたことを自負したいなと思う。

本作を再読するきっかけとなったのはテレビドラマ化であるが、現在のところ第三話までオンエアーされているが原作の良さを損なわずに描かれているかどうかは疑問である。内容的にそんなに高視聴率を望めるような作品ではないが、原作の重厚な部分が損なわれないようなものであって欲しいと願わずにいられない。
そして一人でも多くの若い方が本作を手に取り、将来的に始まるであろう子育てを成功して是非幸せになってもらえたらとささやかながら思う。この作品を一緒に手に取った分かち合えた同志として・・・

評価8点。




posted by: トラキチ | 天童荒太 | 20:01 | comments(0) | trackbacks(0) |-
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