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『水やりはいつも深夜だけど』 窪美澄 (角川書店)
初出「野生時代」。5編からなる育児や価値観をテーマとした短編集で各タイトルに植物名がモチーフとして使われている。窪作品の特長でもある露骨な性描写が影を潜め、逆にしっとりとかつじっくりと読ませる作品集となっていて作者の成長ぶりが認識できる。 他の作品と比べて派手さでは欠けるものの、共感度はもっとも高いと思われます。それは読者との距離を縮めて書かれた作品でるからであって、幼稚園児童をお子さんに持っている話が大半なだけに似たような不安な事情を抱えた人が読者本人や読者の周りに多く存在すると思います。

印象的なのは男性目線で語られる「砂のないテラリウム」、倦怠期を感じ、不倫へと走ろうとする男性が踏みとどまる過程が巧みに描かれています。こういった話は夫婦で回し読みして欲しいですね、相手の立場に立てると思います(笑)あとはラストの「かそけきサンカヨウ」も切ないです。幼児の頃に母親と離別し高校生となった主人公が、父親が再婚相手を見つけて同居し始めるのですが、相手の連れ子が幼児で自分の過去を照らし合わせてゆく姿が切ないです。

どの話も他の窪作品のような衝撃的な内容ではないのですが、誰もが抱え持って仕方のない事情を上手に読者の体内に消化させていると思います。 地味かもしれませんが、本作のような内容の作品を上梓し続ければ読者は進んで作者の作品を手に続けるであろうと考えます。

評価8点。
posted by: トラキチ | 窪美澄 | 18:27 | comments(0) | trackbacks(0) |-
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