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『エデン』 近藤史恵 (新潮文庫)
評価:
近藤 史恵
新潮社
¥ 562
(2012-12-24)


再読。『サクリファイス』の続編であり本作は主人公である白石の夢が叶い、彼のヨーロッパでの活躍が描かれます。
自転車ロードレースの本場であるヨーロッパ、ほとんど興味のない人でもその最高峰のレース“ツール・ド・フランス”という言葉は知っている方は多いと思われます。

白石は前作同様、脇役ながらもツール・ド・フランスに挑戦するのですが、主人公の夢が叶う=読者の夢が叶うということだと思います。
ただ描かれている現実は主人公にとって決して楽な状況ではありませんよね。作者は敢えて試練を与えてくれます。スポンサーの撤退でチームの解散が決まり、なおかつ他チームのレーサーのアシストをすることを方針として打ち出されます。

レース中も含めて、本作は逆境に打ち勝つというシーンがとっても読者にとっては心地よいのですが、他のチームの選手の間(二コラとドニ)で大きな事件が起こります。この事件の真相はまあ読んでのお楽しみであるのですが、ドーピングに友情を絡めて描かれていてその根底にあるバックボーンが大きな人間ドラマとなっていてドキリとさせられます。この事件を通してタイトル名ともなっているエデンという言葉がより一層大きく読者に立ちはだかり、そして息づくことだと受け取っています。

タイトル名となっているエデンという言葉、それは直訳通り楽園という意味合いですが、これはツール・ド・フランスに代表される一線級の自転車ロードレース界に席をおけるものたちの境遇を象徴した言葉であると解釈していますが、そこでしのぎを削る大変さを本作は奥深く描いています。
感動度では前作には劣ると思いますが、読者も檜舞台に上った感覚で読め高揚感を味わえる読書となること請け合いです。白石とミツコとのさりげない友情がアシストとエースの信頼関係を巧みに描写していててエンディングは爽やかで余韻のあるものとなっていることを見逃してはいけません。

評価8点。
posted by: トラキチ | 近藤史恵 | 22:37 | comments(0) | trackbacks(0) |-
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