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『奇跡の人』 原田マハ (双葉社)
初出地方「小説推理」。最新刊で新境地開拓作品と謳われた『異邦人』には少し留保をつけたのであるが、改めて本作を読んで過去の偉人をベースとした作品は読ませるなと思った次第である。

作者の初期の傑作作品である『翼をください』は爽やかさを織り交ぜた感動物語と仕上がっているが、本作は和製ヘレンケラー物語とも言える内容でやはり重苦しさは否定できないものの、コツコツと努力を惜しまずに続けることの大切さを改めて読者に教えてくれるのである。

そして作者の巧さが際立っていると感じたのは、本作の構成の妙である。冒頭(昭和29年)にて三味線名人であるキワを役人たちが訪れるところが描かれていて、そこから過去(明治20年)に遡り、安先生とれんとの苦難の日々が語られる。読者の大半がどこでれんとキワが邂逅するのであろうかと胸を膨らませて読むことを余儀なくされるのである。
その高揚感が読書の醍醐味だと強く感じた。ラストの感動度は半端なく、お互いがお互いを励みにして努力を惜しまずに生きてきた証であり友情以上のものを感じた。『翼をください』や『楽園のカンヴァス』に遜色のないエンディングだと思う。

やはり安先生の気高さと不屈の精神力が印象的であった。弱視にもめげずにれんへの指導に全身全霊を捧げた彼女の人生は、本当に幸せなものだったのであろう。
安とれん、れんとキワ、二つの出会いがなければこの物語のような大成を果たした人生は有りえなかったはずであり、人生における出会いの大切さについて再考させられた作品であります。たとえ平凡な人生であっても素敵な出会いは人生に彩を与えますよね。

評価9点。
posted by: トラキチ | 原田マハ | 19:47 | comments(0) | trackbacks(0) |-
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