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『ラッシュライフ』 伊坂幸太郎 (新潮文庫)
再読。
伊坂氏の2冊目に刊行された作品。
あとに発売される『陽気なギャングが地球を回す』とともにとってもスピード感溢れたミステリーの秀作だと言えそうである。

小説の舞台はおなじみの仙台。
この物語には四人の人生にくたびれたわけあり主人公達が登場する。
★泥棒の黒澤
★精神科医でプロサッカー選手と不倫中の京子
★リストラされて再就職面接40連敗中の豊田
★画家志望の河原崎

あと冒頭で出てくる画家の志奈子と画商の戸田がポイントである。
その他無職の豊田をサポートする野良犬もすごく印象的だ。

詳細は読んでのお楽しみ(というかここで語れるほど簡単なものでもない)であるが、やはり時間軸を本当に見事に使っている。
多少、頭の中が混同したのも事実であるが文句なしに楽しい。
まるで読者にとって伊坂マジックは作中で繰り広げられる騙し絵のような存在となっているのかもしれない。
いや神様と言った方が適切かな。

本作の伊坂初期作品の中での位置づけを考えてみたい。
感動的なという点では後に発売される『アヒルと鴨のコインロッカー』や『重力ピエロ』に軍配を上げたいと思うが、ただ単にエンターテイメント性においては初期作品の中では一番の出来であるといって過言ではない。2作目においてテンポの良い展開と軽妙な会話は最早完成されていたとも言えよう。

最初すこしややこしくて頭が混乱したのであるが、とにかく後半の怒涛の展開は読者と作者との知恵比べと言えば言えそうで、“こう来たか!”と思われた方も多いかも。本音を言えば2度続けて読めれば作者の意図や才能をより深く理解できるとも言える。


いろんな位置づけの出来る作品であるとも言えようが、ファンの多い黒澤さんの初登場という記念碑的な作品ともいえるのであろうか。


人生はRush(混雑した)なのは否定しないが、本作を読んでせめて心の中はLush(豊か)でありたいものだ。
この物語を読み終えた今、一番悲壮感が漂っていた豊田から主人公は読者であるあなたでありわたしにバトンが無事引き継がれた。
「イッツ・オールライト!」と楽観的に歩いて行きたく思う。
その言葉に伊坂氏の人生観が集約されているはずであるから・・・
とにかく伊坂さんはボブ・ディランだけでなくビートルズも好きなんですね。
そしてもちろん仙台の町も。

評価8点。
posted by: トラキチ | 伊坂幸太郎 | 20:29 | comments(0) | trackbacks(0) |-
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